バイヤー：
おはようございます、シモーネさん。
まずは、フィナモレの歴史について教えていただけますか？

シモーネ：
おはようございます。
フィナモレは1925年に設立された歴史ある会社です。
私の曾祖母が仕立て屋で、オーダーメイドのシャツを作り始めたのが始まりです。

彼女の娘、つまり私の祖母がその技術を引き継ぎ、小さな生産を始めましたが、常に手工芸品で、手作りの高品質なシャツを作っていました。
その後、私の父と母が大きな生産を展開し始め、流通も始めました。

そして現在、私たち子供たちが会社を引き継ぎ、国際市場にも進出しています。

バイヤー：
それは素晴らしい歴史ですね。
現在のフィナモレのコレクションについて教えてください。

シモーネ：
現在、私たちはコレクションをますます発展させています。
フィナモレのシャツの最大の特徴は、すべての縫製が手作業で行われていることです。
袖ぐり、ボタンホール、襟、肩などのすべてが手縫いです。

これは単に見た目の美しさだけでなく、機能的な理由があります。
手縫いの縫い目は機械縫いよりも伸縮性があり、動きやすさを提供します。
これにより、シャツが体の動きに自然にフィットし、快適な着心地を実現します。

これが私たちのシャツと工業製品のシャツの根本的な違いです。

私たちは、ほとんどが私たち専用にデザインされた高品質な生地を使用しています。

競合他社とは異なる製品を提供するために、素材選びにもこだわっています。
使用する生地はすべて高級で、美しい質感と独自の色合いを持っています。

これにより、フィナモレのシャツは他にはない特別な一着となります。
素材の品質がシャツの着心地や見た目に大きく影響するため、私たちは常に最高の素材を選び、提供しています。

バイヤー：
フィナモレのシャツは日本でも非常に人気がありますね。
日本市場についてはどうお考えですか？

シモーネ：
日本市場は私たちにとって非常に重要です。
私たちのシャツが日本のお客様に理解され、愛されていることをとても嬉しく思います。

私たちの仕事に込めた美しさと品質、情熱を理解していただけることは非常にありがたいです。
特に手作業の部分は日本のお客様にも高く評価されています。

バイヤー：
フィナモレの将来の展望について教えてください。

シモーネ：
来年、私たちは100周年を迎えます。

これを記念して、ミラノで大きなパーティーを開催し、特別版のコレクションを発表します。
フィナモレのシャツコレクションはさまざまなテーマに分かれています。
例えば、コットンリネンの物語や、鮮やかな色のコットンリネン、インディゴブルーの物語などです。

これからも高品質な生地と手作業にこだわり、お客様に特別な体験を提供し続けます。

バイヤー：
それは楽しみですね。
最後に、日本のお客様にメッセージをお願いします。

シモーネ： 私たちフィナモレ、特に私シモーネは日本に非常に強い愛着があります。
日本のお客様が私たちの仕事に込めた美しさと品質、情熱を理解してくれていることを嬉しく思います。

素晴らしいシャツを作るために、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

フィナモレのシャツは、歴史と伝統が詰まった一着一着に、職人の技と情熱が込められています。

高品質な生地と手作業の縫製によって生まれるフィナモレのシャツは、他にはない特別な着心地を提供します。

日本市場においても、その魅力は広がり続けています。
次回のコレクションも楽しみにしていてください。