この記事について
林商店の代表でもあり、Octetのバイヤーでもある林が、イタリア買い付けの際に感じた事を綴った特集になります。
僕達は、日本の男性がイタリアの魅力的なファッションを身に着けることで、さらに自信を持ち、元気に輝くことができると信じています!!
40代50代のおじさん世代も、イタリアのファッションは、スタイルと個性を際立たせるための最適な選択肢だと思っています。
全3話ですので、最後まで読んで頂けたらすごく嬉しいです。
PITTI UOMO ピッティ・ウオモ
今回、メールマガジンを読んだ方は知っているかもしれませんが
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いきなり飛行機トラブルがあってほぼ1日ミラノに行くのが遅れてしまったのです。
羽田からドイツ経由でイタリアへ!
…の予定が、
羽田から飛び立って1時間してエンジンの氷結を溶かす装置が作動せず機体不良で羽田に戻りますと。
燃料も満タンでは着陸できないようで、燃料を捨てながらぐるっと旋回し羽田へ。
この時点で午前1時真夜中だったのですが、一度出国手続きをして飛行機に乗っただけに、
再度入国手続きをしなければならず、準備をするのに時間がかかったようで
結局3時過ぎに飛行場に戻れたのでした。
そんなスタート。
本当ならイタリアに朝着いて行動出来るハズで余裕がある予定だったのですが、1日遅くからのスタートになってしまいましたので、
ピッティウオモにとれる時間が1日のみとなってしまい、写真を撮る余裕がなくなってしまいました。
というわけで、
ピッティウオモとは何か?
改めてご説明を。
フィレンツェで開催されるメンズの世界最大と言われる展示会になります。
104回目の今回は2024年の春夏アイテムを紹介する展示会。
そして、4日間の総入場者数も12000人。世界各国のバイヤーが一堂に会する場になるのです。
コロナ前と比べると賑わいが少し足りないなぁと感じましたがだいぶ戻ってきているなぁと感じた瞬間でした。
今回のテーマは「GAME」。
ERLが手がけたショートリンクした蛍光グリーンのファサードと、自由の女神をオマージュした中央広場。
なぜ自由の女神なのか?はイマイチわかりませんでしたが、お洒落な来場者がその回りで写真を撮る様は今回も壮観でした。
本当は時間を使って来場者の写真を撮らせて頂きたかったのですが、
今回はそんな時間ももったいないので、各ブランドのオーナーさんやデザイナーさんとお話しさせて頂きました。
Giannetto ジャンネット
毎回仲良く話しをさせて頂くジャンネットのヴィンチェンツォですが、今回も色々とお話しさせて頂きました。
以前の対談に関してはコチラをごらんください。
今回は、ジャンネットの歴史についてお話ししてもらいました。
イタリアはファミリーでビジネスを行う場所が多いなぁと思っているのですが、
実は、ジャンネットも同様で、元々お父さんが創業者したシャツメーカーを大きくしたのがヴィンチェンツォなのです。
職人としてお父さんとお母さんが作りだすシャツを間近に見てそれを引き継ぎ、ドレスシャツではなく
日常でも使う事が出来るカジュアルなシャツを作りだしたファクトリーブランドなのです。
今回は一緒に会社の運営をするお姉さんもご紹介いただき創業期の苦労などを伺ったりしておりました。
今も2人で会社の運営をしており、職人集団を束ねている家庭的な工場なのです。
バックボーンとしてハンドメイドでドレスシャツを創り続けていたからこそ、今も変わらず職人の手を信じ大事にする部分があります。
そして、手で縫う場所がある以上、職人さんがどうしても必要になるのですが、機械化が進み、手の温もりが少なくなっていく中、
(素材高や人件費の高騰についてもお話しされていました)
そこもファミリー企業として温かさも含め歴史と伝統を大事にシャツを創り続けていくと伝えてもらいました。
手で縫う事によって出来る丸み。
バックダーツを創る事なく、最後に袖付けをするコトで着心地の良い細身で優しい着心地のシャツがジャンネットの特徴であると今回も教えてもらいました。
そして、今シーズンの自分達の提案。
シャンブレーのシャツはバリエーションを増やし、そして、プリントのバリエーションを持って、
夏の南イタリアをイメージした海でのリゾートを表現するコレクションを提案出来たらとお話し頂きました。
最後に、僕達にメッセージをいただきました!
「いつもジャンネットのシャツを選んで頂き本当にありがとうございます!
今シーズンも着心地の良い生活にはなくてはならないシャツを創り続けます。
そしてジャンネットのシャツを楽しんでください!」
BRIGLIA ブリリア
ミケーレさんも以前インタビューさせてもらいました。
以前の対談に関してはコチラをご覧ください。
その上で、今シーズンの特徴や変化を教えてもらいました。
人気のあるモデルは、ウィンブルドン。
ウエストにドローコードがあり、リラックスして穿いて頂けるモデルです。
シーズンによってデザインが少し変わることはありますが、
今シーズンは、ウエスト周りは少しゆったり目に、太ももと周りを含めリラックス感を演出。
その上で膝から下にかけてのテーパードのラインを演出することで、エレガンスをプラスすると。
リゾート&ドレスをハイブリッドで良いとこどりをしたパンツに仕上げた自信作だとおっしゃってました。
そして、新しいモデルの提案もありました。
変わらずサスティナブルなラインも含め、進歩を繰り返して行くとのことでした。
そして、僕達にメッセージ。
いつも僕達のパンツを選んでくれてありがとうございます!
これからも毎日でも穿くことの出来るパンツを創り続けて行きます。
ぜひ、僕達のパンツで毎日を楽しんでください!
続きのショールーム編・イタリア編は近日更新予定!
お楽しみに。