イタリア フィレンツェ郊外のモンテかティーニ テルメに工場を構える エンリコ社長が率いる靴ファクトリー。
そこから作り出される Predibino(プレディビーノ)のドレスシューズ。
僕達は、
「靴」を創っているのです。
完璧なモノがかっこいいですか?
寸分のすきもない、
完璧な女性も確かにいるかもしれません。
でも、
遊び心のある、
ちょっと砕けた女性が好きだったりしませんか?
好きな事に理由はないと僕は思っているのです。
自分たちの手で仕上げる。
全く、おなじ靴は出来ないかもしれないけど、一足一足に個性があり、
その靴に、どこか説明の出来ない魅力がある。
我々の靴が並んでいたら、思わず触ってしまう。
そのようなフォルムこそ、僕達の「靴」に対する愛情が商品に伝わっているからだと思っています。
右側がアントニオさん
ルチアーノさん
一足一足染めるのですが、心をこめてハケを走らせるのですが、色の明るさや濃さにムラが出ないようにする。
これが、本当に難しい。それでもあえて、ハケで塗って仕上げ、ムラ感もだして、イタリアらしいセクシーな表情を持つ靴に仕上げるんです。
どうしても、濃淡が極端に出来てしまったり、左右の色差が生まれてしまったり。
技術を要するシューズになっています。
最終的には、細かく見たら、微妙に違うけど、並べても違和感がないペイント・仕上がり。
そこに到達するのに、途方もない時間を費やしていると。
もちろん、縫製も習得に時間がかかりますし、製品としての個性を作ります。
それも含めて、創りあげられたプレディビーノ。
何万足も毎日・毎日作り出してきた手。
職人歴62年という長い年月で培われた指の厚み。
ごつごつした中に、温かみを感じさせてくれる、厚みのある手でした。
この日も、朝から夜まで、靴を創り続け、そして、研磨する。
靴を知り尽くし、どこの部分をこすると、より色気が出てくるのか?
どこの部分を強調すると、スタイリッシュな足元になるのか?
靴を見た瞬間に判断し、そして、数秒で仕上げる。
もちろん、時間をかければと思うこともあるけど、より、お手軽に、僕達の靴を履いて欲しいから!
それでも、他の靴に負ける気はしないという、極上のドレスシューズが仕上がるのです。
磨きも含めて、 オートメーション化はされているけど、 各所で、職人の手が入るイタリア製のシューズ。
シューズの設計をしていきます
機械の手を借りながら整形する
ブラッシングで汚しをつけます
ラストを外して最後の仕上げ
縫製もミシンメイドで丁寧に
検査もいっそくづつ確実に
完全ハンドメイドで作る職人の靴もありますが、
プライスとのバランスも考え、日常使いで、多くの人に履いてもらいたい!
そんな想いをこめて作り出されている一足なのです。
事務所は一面靴箱。随時新作が追加されていきます
倉庫には靴の型紙(ラスト)が多数あります。
そんな中で、毎シーズン新しいデザイン、そしてラストを創り続けています。
僕達も、エンリコさんにお願いをして、出来る限り、日本人にフィットした形のシューズを紹介出来るように。毎年、お願いしているのです。もう、一緒に靴を創り出して、10年。
イタリアのレザーを使い、イタリアの職人が作り出す、セクシーな靴。
創る人の気持ちが、商品には必ず反映されると思っています。 その優しさを持つシューズ。
それこそがプレディビーノの良さになるのです。