来場者を見ているだけで楽しいpittiですが、
もちろん、中のブースからも、トレンドを勉強させて頂きました。
まずは、トレンド編から。
カラーからですが、
ブースを見たり、お話しをすると、
かなりの確率でグリーンに注目があつまるという話しをしています。
実際に、 カーキの少し深い色目から、明るめのグリーンまで、
幅広いカラーで新しいスタイルの表現をしておりました。
少し、勇気のいる色目だとは思うのですが、
カーキの落ち着いたカラーならば、充分に範囲になってきますので、
その辺りは、選択肢になると思います。
パラブーツのブースにも、
グリーンの革靴がおかれており、注目度の高さを印象づけられました。
ジャケットや、シャツも含め、全般的に用意されておりましたので、
来シーズンは、ぜひ、意識をして頂ければ嬉しいです。
秋にグリーンカラーを先取りも良いアイデアですよね!
また、デニムは、
来場者の様子を見ても、展示してあるデニムをみても、
かなり、キレイメに戻るように思います。
今年の春夏は、まだまだ、
クラッシュなどのヴィンテージモデルに注目が集まるシーズンだったので、
少し方向が変わるかもしれません。
あとは、今シーズンも注目を集めていた、ストレッチデニム。
これも、継続して、各ブランドがどんどんと広がっておりました。
今シーズンのラインナップになかった、
トラマロッサの24/7も発表されておりました。
全体として、大きくレベルアップした感じがあります。
トラマロッサに関しては、
ポロとロベルトのケッメロ兄弟に紹介してもらいましたが、
イタリアのバイアーが集まっており、本当に盛況でした。
さらに、今回は、ミラノのショップにも行ってまいりました。
現在の売れ筋なども伺ったのですが、それ以上に驚いた事は、
モンテナポレオーネに店がある事!
ミラノのモンテナポレオーネとは、
日本で言えば、銀座に当たる場所で、
高級ブランドのショップが軒並み並んでいるのです。
そこに、ネクタイだけを販売するショップがあるのです。
ものすごくびっくりしました。
(ナポリの有名ネクタイ店のマリネッラも近くにお店があります)
それだけ、イタリアにはネクタイの需要があると言う事で、
これは本当に素晴らしいなぁと思います。
日本で、ネクタイ専門店を見る事は全くないので、
ドレスの文化、深さの違いをすごく感じる瞬間でした。
僕達も、出来る所で、発信をして行こうと思います。
写真左端:ジャンカーロ・アウリエマ氏
写真右端:ヴィンチェンツォ・ウルチュラーレ氏