こんにちは、
こんばんは、皆さま!
マネージャーの郡山です。
スーツ屋(紳士服店)×セレクトショップのHAYASHIがお送りするスーツ講座。
実際に高校・大学・企業様でスーツ講座を行い
かつ店頭で年間1000着以上のスーツのご案内をする私達だからこそお伝えできるお話を
綴ってまいります!
さて今回は『スーツの着こなしマナー編』
入学式・入社式で初めてスーツを着る方
就職活動でリクルートスーツを着る方など
まだまだスーツに馴染みのない方からすると以外な落とし穴が待っているものです。
また現在スーツを着ている方でも実は知らないことが多々あり、
馴染みのあるなし関係なくぜひ一度はおさえておいて欲しいところです!
1.スーツに関するマナー
まずはスーツに関連するマナーのお話から。
普段スーツを着ている方も実は知らない・出来ていないことが
いくつもございますので、
これを機会にぜひ正しいスーツの着こなし方ができるようになりましょう!
①ジャケットの前ボタンは一番下は閉めない
これはスーツマナーあるあるですが、
高校時代の学ランやブレザーの名残で全部ボタンを閉めてしまったり
ボタンを全て閉める方が礼儀正しいと思い込んでしまっている方がいらっしゃいます。
ただ何個ボタンが付いていようが、
正しくは『一番下のボタンは開ける』です。
つまりこれが正しく↓
これがNGです↓
②ジャケットの上に着るアウターについて
真冬となるとスーツの上にももう一着羽織りたいところ。
その時に手元にあるアウターで済まそう等して
ジャケットの着丈より短いアウターを選ぶのはNGです↓
上記写真でお分かりの通り、
ジャケットより短いアウターを着てしまうと
ジャケットの裾がくしゃっとなってしまったり
まずもって見映えとしてよくありません。
スーツの上から着るアウターは
必ず『ジャケットより着丈の長いアウター』にしましょう。
コートを選んでおけばおおよそ問題はないでしょう!
③ジャケットの外側ポケットについて
ジャケットの外側両サイドにはポケットが付いており
そこにはふたのようなデザインが施されているかと思います。
これを「フラップ」と言います。
これはまさにポケットのふたを意味しており、
ポケットにチリ・ホコリなどが入らないようにしているわけです。
使い方としてはチリ・ホコリの多い屋外では
フラップを外に出してポケットにふたをします↓
逆に屋内ではチリ・ホコリが入ることを屋外ほど気にしなくてもよいので、
フラップはポケットの中に入れるようにします↓
必ず上記のようにしておかないとマナー違反とまでは言いませんが、
その意味を理解していれば使い道もあるかと思います。
④スーツに半袖シャツはNG
クールビズ期間中はYシャツを半袖にする方もいらっしゃると思います。
またスーツが暑いので中は半袖シャツにしようかと考える方も。。。
しかしながら、
スーツの下に着用するシャツを半袖にするのはNGです!
なぜならスーツの基本であるサイズ選びにおいて、
スーツの袖口から中のシャツが1~1.5cm出るのがマストだからです↓
半袖シャツですとジャケットの袖口からシャツが出ることがありませんし、
何よりジャケットの中で汗をかいた腕が袖に触れるのも気持ち良いものではありません。
⑤スラックスポケットについて
スラックスにはポケットが備わっていますが、
結論からいうと『幅のある物はポケットに入れない』のが正解です。
よくランチタイムのビジネスマンの方が
スラックスの後ろポケットに財布などを入れている光景を目にしますが、
これは絶対にやめた方がいいです。
(こんな感じですね↓)
元々、マチ幅のあるものを入れることを前提に作られていないスラックスのポケットは
財布のように厚みのあるものを入れると
ポケットの量縁が破れることに繋がります。
実際店頭に立っていてお客様から修理依頼で伺う実例として
このパターンは非常に多いです。
もちろんこれは後ろポケットに限らずサイドのポケットも同様ですね。
2.シャツ/ネクタイ/ベルト等に関するマナー
続いては、スーツ以外のアイテムで
「シャツ」「ネクタイ」「ベルト・靴」におけるマナーです。
①シャツ『シャツの第一釦は必ず閉める』
シャツの第一釦を首回りが苦しいなどを理由に
閉めない方がいらっしゃいます。
「ネクタイを締めれば第一釦は見えないからいいだろう」
と考えてる方がいらっしゃるのだと思いますが、
ネクタイはあくまで“結んでいる”だけですので
時間が経てば解けてきます。
つまり↓写真のようになってくるわけですね。
社外の方と会う、大事な会議、目上の方に会うなどなど
相手に対して上記のような着こなし方でいい印象を与えることができるかというと
間違いなくマイナスに転ぶことはあってもプラスになることはないでしょう。
首回りが苦しいのはサイズが合っていない可能性もありますので、
シャツのサイズ選びについては以下記事をご参照下さい!
②ネクタイの長さ
ネクタイは結び方を気を付ける方はいらっしゃるのですが、
案外見落としがちなのが『長さ』
最適な長さがどのぐらいかというと
「ベルトのバックル部分をネクタイの先が隠し切らない程度に重なる」
以下の写真の長さが最適です。
上記写真を基準に考えて
↓写真のように長すぎるのはNGですね。
逆にベルトバックルに全く届かない
短すぎるのもみっともないです。
③ベルト選び
シャツやネクタイに比べると
目に入る面積や機会が少ない「ベルト」と「靴」
ただここをおろそかにしていると
全体のバランスは途端におかしくなりますし、
スーツの見え方が良くも悪くも一気に変わります。
まずはベルト選びにおいて、
お手持ちにデニムなどで普段使っている物があるからと言って
カジュアルなデザインの物を選ぶのは止めましょう!(以下写真のような)
スーツとの相性がまったく合わず、
どれだけ良いスーツなどを着ていても
コーディネートが合わないせいで良く見えなくなってしまいます。
④ベルト×靴選び
ベルトと靴を選ぶ上で絶対に抑えておきたいのは
『ベルトと靴の色合わせ』
どちらから選んでもいいですが、
ベルトを黒にしたならば、靴も黒にする。
というように革物の色を合わせるようにしましょう!
こちらは正解例↓
以下写真はベルトが茶色、靴が黒と
バラバラ見えてしまい統一感がないのでNGですね
⑤靴下選び
ある意味最も見えづらいところですが、
イスに座った際などにしっかりと見えてしまい
おろそかにしているとあらわになってしまいますのでご注意を。。。!
結論からいうと
・長い靴下はOK、くるぶし丈やフットカバーなど短い靴下はNG
・色は濃い目の色はOK(黒/紺/濃いめグレー)、白・明るめの色NG
・柄は無地or目立たないレベルの柄はOK、派手な柄はNG
です。
ですので以下の写真は
「長い靴下+黒色」⇒就職活動にOK
「短い靴下+柄物」⇒就活活動にNG
「長い靴下+白色」⇒就職活動にNG
となります。
3.最後に
今回は基本的なスーツマナーだけを抑えておきましたが、
これだけ知っているだけでも
普段スーツを着用している方と比べても
十分にキレイに正しく着こなして頂けます!
もしご質問ご相談などございましたら、LINEで気軽にお問合せ下さいませ。
以下どちらのお店のLINEでも構いません、もしお近くのお店があればそちらからご登録ご質問くださいm(_ _ )m
動画でも別途ご案内していますので、
良かったらこちらもご覧ください↓
実際にこのようなことを教えてもらえる機会というのは
学校でも両親からも友人からも無いです。
それにも関わらず
社会に出てスーツを着用する大事な機会が訪れ
その時の着こなし方やマナーに反していることが理由で
マイナスな印象を被るのはもったいないことです。
林商店ではそんな知らないがために残念な目にあうことを無くすためにも
上記のようなスーツに関するお話は
現在、高校・大学様さらに学校に限らず
講義講演でCSR活動としてうかがわせて頂いております!
ご興味ございます方は
お気軽にご連絡くださいませ!
株式会社林商店
担当:郡山悠也
TEL:0561-34-0194
MAIL:kooriyama@deradera.com
過去のスーツ授業などの模様は
こちらからご覧いただけます↓
それでは郡山でした。
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