大人の中間季節に欠かすことのできない定番ブルゾン、黒の表革のシングルライダース。今日は、これを使ったベーシックで基本的な着こなしをご紹介していこうかなと思います。
こんにちは。オクテットメンズファッションチャンネルの文です。今日は僕も、本当に大好きなアイテム、”黒の表革のシングルライダース”これを使った、本当に基本的なスタイルっていうのをご紹介していこうかなと思っています。
目次
ライダースジャケットの大人な着こなしをご紹介
持ってる方も正直多いと思いますが、黒の表革のシングルのライダースっていうのは、本当に大人の男性のライダースっていう分野においては、まず基本となる一着だと思います。
ブランドなどは違うんですけども、僕もライダースを自分が最初に買ったアイテムはやっぱりこの形でした。
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今日はこれを使った僕のお勧めする着こなしや、「黒の表革を買ったらまずはこうしたいよね」というようなスタイリングを、ご紹介していこうかなと思います。それでは早速やっていきましょう!!
ライダースブルゾンとは?
まず早速なんですが、少しライダースについて軽くお話しさせて下さい。今回使ってるのはEMMETI(エンメティ)のJURI(ユリ)ですね。
僕らのこの動画を見てもらってる方であれば、おそらく皆さんご存知であろう鉄板のライダースジャケットだと思います。僕も、実は袖を通したのは今年が初めてではあるんですが、値段や革の質、シルエットのバランスはすごく良くできてるなと思います。
ライダースを持ってない方へ、最初の1着目として非常にお勧めしたい、良い意味で癖の無いすごく使いやすいアイテムです。
ライダースが苦手な方もいらっしゃると思うんですが、まずは、ライダースの選び方。ライダースと言ってもいろんな種類があるんですが、よく言われるのはアメジャンとロンジャン。
アメジャンっていうのは、分かりやすいブランドで言うと、ショットなどですね。
丈が短く、ちょっとガチッとした感じのもので、もちろんラムレザーもですが、カウレザーやホースレザー等、ちょっと固めの本当にハードなガチッとなるような感じですね。
ロンジャンっていうのは、これもバイクではあるんですけども種類が違って、もう少し着丈が長かったりします。ブランドで言うと、ジェームスグロスなどその辺が有名だったりします。
今回のエンメティはアメジャンなんですが、皆さんの好みは当然あるんですが、まず1着目で特にドレス系のアイテムが好きな方は、イタリアのレザーブランドが良いと思います。
何故なのかと言うと、サイジングやカッティング、あとこのハイクオリティーな革の質、柔らかさっていう部分で非常に取り入れやすいんです。
このハードなライダースっていうのが、ドレスアイテムや綺麗なアイテムにもうまく合いやすいような、形や素材感で作られてるものがほとんどなので、まずはそういった意味で癖のないものを一着選んで欲しいなと思います。
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ライダース×ブラックデニム
僕はこんな感じでブラックデニムを軸としたオールブラックのスタイルを今回は、ちょっと紹介させてもらいます。
モデル:身長181㎝ 体重78kg
アイテム | ブランド | モデル着用サイズ |
ライダース | EMMETI | 48 |
ブラックデニム | DSQUARED2 | 46 |
ニット | FILIPPO DE LAURENTIIS | 48 |
サイドゴアブーツ | PARABOOT | 7+ |
正直、定番すぎる感じはあると思うんですけども、やっぱこれなんですよ。
最初は、皆さんこういったスタイルを、是非やって欲しいなと思います。大小あれどもライダースの良さというのは、表革の黒なんかは特に現れる、男らしさやちょっとハードな雰囲気。だからこそこういったデニムとの相性は非常に良いです。
ただポイントは、エンメティのユリを着ればよっぽど問題なんですけども、サイズ感だったりシルエット。
なるべく革は柔らかいラム等のアイテムから入っていただいて、その上で割とフィットしたサイズ感が最初は良いと思います。
ライダースの場合は、やっぱり着ていく毎に体へ馴染んでいく物なので、あまりブカッと着るのではなく、なるべくフィットするような、ちょっとタイトな位でもOKです。これが馴染ませていくとすごく着心地が良くなって来るので、それぐらいのサイズ感を選んで頂けると良いのではないでしょうか。
パンツは、DSQUARED2のブラックデニムを穿いています。
太いパンツをボトムスに持ってくるのも良いですが、最初はまず、基本のアイラインシルエットを意識して頂いて、こういったスリムでテーパードの効いたものをチョイスすると良いと思います。
足元はパラブーツのサイドゴアブーツ「シャンフォート」を。
インナーはフィリッポローレンティスのニットを合わせてみました。
このスタイルは、やろうと思えばどんな形でもできるスタイルですが、だからこそ僕は。一点一点のアイテム選びがとても重要になってくると思います。
ある意味、誰でも真似できる、非常にベーシックなスタイルだからこそ、自分の好みや拘りが、露骨に出るスタイルでもあるのかなと思うんです。なので、その辺りをちゃんと突き詰めたら、非常に格好良くて最強なスタイルが完成しますよ。
ライダース×スウェットパンツ
続いてはこんな感じです。黒ライダース×スウェットパンツを軸としたスタイル。これも外すことのできない、本当に基本的なスタイルだと思いますので、ご紹介させて頂きたいと思います。
モデル:身長181㎝ 体重78kg
アイテム | ブランド | モデル着用サイズ |
ライダース | EMMETI | 48 |
カットソー | TATRAS | 03 |
スウェットパンツ | TATRAS | 03 |
スニーカー | DSQUARED2 | 42 |
先程は、ブラックデニムと真っ黒なスタイルを組んだのですが、まず前提として黒のこの表革のシングルのライダースっていうのは、ダブルでも一緒なんですが、最初はモノトーンのスタイリングを色の軸として組んでいただけると非常にやりやすいです。
ブラックやグレー、ホワイト等、その中でも2色~3色まで。できればワントーンぐらいで抑えてあげるのが、高級感と都会らしさ、シックな雰囲気を格上げしてくれる、基本的な着こなし方なので、まずはおすすめかなと思います。
その上で、僕が次に合わせたパンツってのはこちらです。スウェットのジョガーパンツ。
僕は、特に休日なんかにライダースを着る時には、このスタイルが非常に多いです。このスウェットのジョガーパンツっていうのは、かなりラフでカジュアルなアイテムですよね。
これに対して黒のライダースを合わせるのはどうなんだろう?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、ジョガーパンツから漂うちょっとラフな感じ、このリラックスした雰囲気が、ライダースと合わせる事で、丁度良い抜け感となって格好良いんです。
最初は黒のジョグで良いんじゃないかなと思います。グレーや白などでやるスタイルもありますし、それもかっこ良いんですけど、ちょっとだけ難易度が上がるので、まずは同じようなブラックで合わせて頂くのがオススメです。
インナーは先程の様な黒でも良いのですが、今回は、少し爽やかにしたくて、白のロンTを着ています。
この時、非常に多く聞くのは、「ライダースの短い着丈に対して、ロンTなどカットソーは、どうしても裾が出てしまい、これがちょっと苦手だ」というお声。デニムだったりチノなどでニットを合わせる場合、気にならないならタックインしても良いですが、個人的には出しちゃってOKです。
フロントを閉じても良いですし、閉じなかった時に、裾から出るこの部分っていうのは、決してだらしない印象ではなく”敢えて”っていう雰囲気に見えるので、全然アリだと思います。ここは自信を持って”敢えて”な外しを魅せ付けて下さいね。
足元はディースクエアードのスニーカーを。
これは、多分お披露目するのは今回が初めてだと思うんですけども、僕が非常に推してるスニーカーなんです。レザースニーカーで割とベーシック。ディースクエアードのアイコンロゴプリントが施されてるシューズです。
黒なんですけど、少しくすんだグレーっぽい色合いで、そこも非常に格好良い。
ディースクエアードの革のもの、トレーナーなども全部そうなんですけど、正直価格は10万を超えてくるものが非常に多い中で、大体その半分ぐらいの価格設定になってるっていうのも、ディースクエアードにしては破格。履き心地もすごい良いので、これは隠れた僕のオススメアイテムです。
ライダース×ウールスラックス
お次はこんな感じです。ライダースを、グレーのスラックスで合わせてみました。
モデル:身長181㎝ 体重78kg
アイテム | ブランド | モデル着用サイズ |
ライダース | EMMETI | 48 |
ニット | ZANONE | 50 |
スラックス | BRIGLIA 1949 | 48 |
これも非常に鉄板だと思いますし、僕が思うに、こういったイタリア系のレザーライダースが非常によく合う、そんなスタイルだと思います。
無骨でハード過ぎるアイテムと異なり、どこか上品に仕立てられたライダースなので、こういうエレガントなウールスラックスを合わせた、ドレスをミックスした着こなしとは非常に相性が良いです。
僕の、先ほどまでのスタイルっていうのは、やはりカジュアルではありますし、ちょっとハードな雰囲気もありますよね。
ライダースと言えばそういうものなので、勿論それを楽しみつつ、足元などで都会的に上品さを出すのがスタンダード。一方でこのように、がっつりドレス系のパンツなんかを合わせてしまえば、グッとクラス感のある着こなしを、ライダースで叶える事が出来ます。
このスタイリングであればどこでも恥ずかしくない、そんな雰囲気も保てるような、とても気品のある大人っぽさが漂っていますね。このグレーのスラックスは、ブリリアのパンツを使用していて、ウエストシャーリングで止めています。
足元はこれまた、パラブーツのサイドゴアブーツ。
インナーはザノーネのグレージュ、5ゲージのニットを合わせました。
ここでやっと新しい色を使いました。僕のおすすめは、ライダースと色物の合わせ。特にインナーで使う場合っていうのは非常に映えてきます。
ですが最初のうちは、やっぱりポイントとして1点差色を置くぐらいの感覚で、取り入れてみて欲しいと思います。今回もモノトーンなグレーのパンツとライダースの組み合わせに、インナーだけグレージュなので、ナチュラルに色味が活きているのではないでしょうか。
パキっとメリハリがつく感じなんですけども、極端な例で言うと、赤、黄色を入れてライダースの黒、の様な感じは、やっぱり難しいです。カラーが多すぎるとゴチャ付いた印象にも映りますし、ライダース自体が強めのアイテムなので、すべてを中和できる感じではありません。
だからこそうまくバランスを取って、ポイント的に色物を入れる事で、非常にハイセンスに仕上がるのではないかなと思います。
ライダース×シャツチノ
ラストはこんな感じ。シャツとチノに対してシングルのライダースという着こなしです。
モデル:身長181㎝ 体重78kg
アイテム | ブランド | モデル着用サイズ |
ライダース | EMMETI | 48 |
シャツ | GIANNETTO | 41 |
チノパンとシャツ、これはやっぱり大人の男性には外せないアイテムでは無いでしょうか。
そこに対して合わせるのは、例えばザノーネのキョートや、ガルディのニットジャケットなど、綺麗目なアイテムがおそらくメインになると思うんですが、ライダースを合わせるのもとても良いんですよ。
実際に、今僕が合わせてる感じなんかも、結構ベーシックなんですが、品があって大人っぽく、上品な感じがあると思います。
チノパンも、5ポケットではなくチノスラックスの形をしてるものを選びました。
こういった風に合わせると、エンメティに関してはあんまりないですが、ライダースが持ってるこのハードな雰囲気っていうのを、中和してくれるようなスタイルになります。
「コテコテになりそうで嫌だな」「ライダースのハードな感じがどうしても苦手だな」っていう方にも、こういったシャツなど襟付きのアイテムと合わせるっていうのは、あまり艶っぽくなりすぎず落ち着いた表情が演出されるので、非常に有効な手段だと思いました。
今日はタッセルローファーを履いてますが、もうちょっと軽くするのであれば、白や黒のドレス系スニーカーなどを選んで、カジュアルダウンしても良いと思います。
今日は僕はグレーっぽい感じで色合わせしつつ、中はライトグレーっていう感じで合わせてますが、この辺のシャツとチノなんかは、皆さん何かしらお持ちではないでしょうか。ベージュのチノでも良いですし、グレージュやグレーのチノなどでも大丈夫です。
ばっちり色は合うと思いますので、そういったものと合わせて頂くと、また違う雰囲気が楽しめるかなと思います。
まとめ
今日はこのシングルの表革のライダース、こちらを使用したスタイリングの、本当に基本となるものをご紹介させて頂きました。結局、合わせる色のベースというのは、やっぱりモノトーンが軸になってくるとは思いますし、その上で色を足すのであれば、ちょっと一点差すような感じっていうのが、まずはやりやすいかなと思います。
パンツに関しては、ブラックデニムとスウェットパンツとウールスラックス、そしてチノパン。メンズのベーシックなパンツなんですが、こういったものは非常によく合います。インナーも、最初に紹介したカットソーからシャツまで、幅広く馴染むので、結果的に着回しのバリエーションは広がって行きそうですよね。
僕は正直、黒の表革ライダースは、やっぱりちょっと強めなアイテムではあると思います。そこへ、インナーやパンツであまり艶っぽいものを持ってきてしまうと、「いかにもな感じ」になってしまうので、そのバランスだけは注意が必要かなと思います。
あとは思いの外コーディネートしやすいアイテムなので、ぜひぜひ様々なテイストでチャレンジしてみてくださいね。
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