こんにちは。オクテットメンズファッションチャンネルの林です。僕のチャンネルは、自分の気に入ったアイテムやブランド、コーディネートのアドバイスをするチャンネルとなっております。今日も宜しくお願いします。
今日は、先日イタリアにて行いました、 Finamore / フィナモレ の社長でもある、シモーネさんのインタビューを交えながら、”フィナモレのシャツについて”ご紹介をしたいと思います。
目次
Finamoreの歴史
Finamore / フィナモレ は歴史の長い会社で、1925年に創業されています。という事はつまり、来年は周年記念という事で25年6月に、大きなパーティをする予定になっています。
そして、フィナモレの成り立ちに関して言うと、私の祖祖母が仕立屋で、オーダーを約100年前に始めたところをきっかけとして、彼女の娘つまり私の、祖母が小さな生産を始めたところからスタートします。
その後、私の母と父が今の Finamore / フィナモレ としての生産を大きく開始。そして私達の代、実は、私と3人の兄弟と1人の姉妹、つまり4人全て、会社に関わっており、私自身は1990年から仕事を始め、30年フィナモレでシャツ作りに携わっています。
私達が、日本にも輸出する事業を始めて、私の代から国際的なブランドとなりました。日本でも、あなた達のおかげで非常に人気のシャツになりました。
私達はほとんど全ての生地を、私達専用の特別エクスクルーシブの生地で作らせて頂いています。そのため、常に高品質で独自のカラーも打ち出す事ができています。
(イタリアにて行ったシモーネさんのインタビューより)
フィナモレシャツの特徴
自分達の Finamore / フィナモレ の良さについて語って頂きましたので、ここからは、僕の独自の解説も加えて、実際にフィナモレのシャツを見ながら、分りやすくお話ししたいなと思っています。
1番の特徴は、手縫いが多いという事ではないでしょうか。日本の場合はこういった、フィナモレのスポーツモデルの方が人気。スポーツモデルと、こちらのドレスモデルでは、手縫いの箇所もだいぶ違います。実際、僕たちがよく店頭でもご紹介させていただいている、リネンのシャツ等はスポーツモデルです。
肩の縫製が手縫いになっているのですが、手縫いの最大の魅力と言えば、ミシンと違って緩みがあるので、少し遊びの部分が生じ、生地が若干動くんです。そうする事で、かなり肩回りが動きやすく、着心地が良くなっています。
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もう1点は、カッティングにあります。それは、肩が他のシャツブランドに比べて、少し内側に入っていて、肩は細身なのですが、スマートに見えて且つ着心地も損なわない、独特のパターンで作られています。そして、例えば日本のシャツなんかは、ダーツを入れて、ウエスト部分を細くしているカッティングの場合が多いですが、フィナモレの場合は、独特のパターンを引いているので、ダーツが無くとてもプレーンな形で細さを演出しているのです。
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つまりフィナモレの特徴として、1つは手縫いである事、そしてもう1つは100年続いてきた伝統の中で独自のパターンを編み出している事だと思います。
時代に合わせた新提案
そしてインタビューでシモーネさんがおっしゃっていましたが、もちろんシャツを中心に展開していくのですが、これから先は、時代に合わせて新しい提案もしていくという事でした。
これは先週僕の動画でもお話しさせていただいたのですが、イタリア人といえばシャツ、これは元々下着だったので、もちろんパンツの中にタックイン、ボタンは全部閉める、そういった着こなしが中心でした。
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ですが、最近のイタリアでもカジュアル化が進んでいるので、Tシャツを着るというシーンが増えています。なので、フィナモレの新しいデザインの中では、もう既に少しボディも大きめにして、カーディガン的に、またはジャケット的に、シャツをTシャツの上に羽織って、前のボタンを開けなくても良い様なモデルも、提案するという風におっしゃっていました。
時代に合わせて進化していくというのも、フィナモレの良さなのではないかと思います。
特別な生地使い
そして、先ほど生地の話が出てきましたが、生地もエクスクルーシブで独自の色や素材を使っています。
これからも、新しい色や新しい素材に挑戦していくのですが、次の春夏に関しては、インディゴブルーの、種類を増やしたり、リネンの種類を増やしたりしながら、新しい色の展開もしていくそうです。
同じ色同じ形でも、何かどこか違うというという所を伝える事ができれば良いのではないかと思っていて、実際に、あの有名なシャツメーカーでもあるカルロリーバさんやソラーロさんとかと、共同で新しい生地を開発してシャツにしている。そんな、お話もしていただきました。
注目のアイテム”究極のホワイトシャツ”
僕たちが今日、お伝えしたい事が実は、もう1種類あります。それは先ほどお見せした、”最高の、白いシャツ”。こちらをご紹介したいとおもいます。
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今までは、こういったスポーツモデルしか提案していなかったのですが、今回はあえて、こういうドレス仕様のアイテム。
手作業での箇所が多く、もちろん肩はそうですし、襟、ボタンホール、ボタン付け、そして袖のカン抜きそして剣ボロと、この辺りは全て手作業。最高のホワイトシャツを作りたいという想いから誕生した、イタリアで人気のあるドレスシャツのモデル、”究極の白いシャツ”をご紹介します。
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この白シャツ、首元の収まりがとても良いのが分かっていただけるのでは無いでしょうか。シルエットも、こんな感じで先ほども、お伝えした通りバックダーツなど無く、スッキリとドレープを描いて綺麗なラインを見せてくれているので、すごく特別であって、美しいシルエットが描かれていますよね。
もちろん、袖付けが手作業ですので、もちろん動かしやすいですし、前振りで、少し縫目が、まっすぐじゃなく前についてる所など、分かりやすいところだけで無く、分からない部分も丁寧に、作られてる1枚です。
本当にこのカルロリーバ社のホワイト、薄いんですけれども着た感じが、ペラペラっという感じでは無くて、しっかり体を包んでくれる、良い意味で下着らしい、ストレスの無い着心地を感じる事ができる1枚じゃないかなと思います。
実際、林がコーディネートをして、着用しながらご紹介したいと思います。
白シャツ×ジャケパンコーデ
僕たちの中の”究極のホワイトシャツ”という事で生まれたドレスシャツ。たまにはネクタイもしっかりして、ピシッとした、スタイリングで着こなして欲しいという思いでご提案させて頂きました。
もちろん、スーツのインナーのシャツとしても使っていただけるんですが、夏という事で今回はジャケパンでコーディネート。ニットタイと白シャツそして、ジャケパンのコーディネートです。
フィナモレのネイビーのニットタイも、完売になってたのですが、残りを全部取り寄せました。なのでこちらは今少し在庫があります。こちらも是非ご覧になってみてください。
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シモーネさんから一言いただきました!
私、シモーネが一番かもしれませんが、フィナモレは日本に特別愛着があります。この動画を見て下さる皆さんも、私達フィナモレに愛着がある事を、嬉しく思っています。フィナモレの美しさと品質を、理解して頂けている事に感謝しています。ありがとうございます!
本日のまとめ
僕はいつも、フィナモレのシャツについてお伝えする時に、日本でカッタウェイ、ワイドスプレッドのシャツを、15年ぐらい前に流行らしてくれた、ザ・イタリアシャツといえば Finamore / フィナモレ だ!というお話をします。15年、20年と日本で愛されてるその理由も、やはり品質が日本人に合っている、そういう部分も含めてこれから先もずっと愛されていくシャツだと思います。
確かに今、円とユーロのレートもあまり良くないので、お値段が少しずつ上がってしまっているのですが、本当に長く大事に着て頂けると、より価値が増していく1枚だと思いますので、是非、イタリアシャツ、イタリアの服を、楽しんでいただく1枚として、選んでいただけたら僕はすごく嬉しいです。
Finamore / フィナモレ は来年100年になりますが、そこから101年102年と、これから僕たちも一緒に年を重ねていけたらと思います。是非、フィナモレを応援して欲しいですが、それ以上に、私達オクテットも応援してください!宜しくお願いします。
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