パラブーツ(Paraboot)のアヴィニョン(AVIGNON)の魅力に迫る！雨の日やビジネスでも活躍のオールラウンダー！

こんにちは、こんばんは、皆さま！大石です。

今回は個人的に気に入って履いているパラブーツ/Parabootのアヴィニョン(AVIGNON)が徐々に足に馴染んできたので、改めてアヴィニョン(AVIGNON)の魅力についてお伝えしたいと思います。

・そもそもアヴィニョン（AVIGNON）ってどんなモデル？

アッパー：リスワクシーレザー（カーフ)
ソール   ：GRIFF 天然ラバー
COLOR：CAFE カフェブラウン
PRICE：¥94,600(tax in)

さて、そもそも皆さまはアヴィニョンをお知りでしょうか？Uチップシューズの定番「シャンボード」や「ミカエル」といった定番モデルなら「知ってるよ！」という方も多いと思いますが、実はPARABOOT好きの方を除けば知らない人も結構いるのがこのモデル！実はフランス本国では、シャンボードよりも人気があり、最も売れている定番シューズと言われているんですよ。意外ですよね？フランスの家庭では「大人になったらパラブーツを履け」を言われるほどParaboot（パラブーツ）自体がシェアされてますから、その中でも一番ということはかなりの支持があるということです。そんなベストセラーともいえるモデル『アヴィニョン（Avignon）』の魅力を実際に履いている自分がレビューとともにご紹介していきますね！

ちなみにどうしてもモデル名の由来が気になってしまう自分、調べたところアヴィニョン（Avignon）という名はフランスの南東部に位置する都市の名前から取ってつけられているそうですよ(笑)

・ON/OFF使えるってほんと？

さてここからはアヴィニョンの魅力を深ぼってご紹介していこうと思います！まず、なぜフランス本国だと一番の人気のモデルなんでしょうか？それはオンオフ使えるデザインにあります！ヴァンプ（甲の下あたり）の革をアッパー側面に乗せて縫う、いわゆる乗せモカで作られるベーシックなアヴィニョンは、一目見て分かるU字型のアッパー切り替えが程よくボリュームを作り出しながらも、全体的にはシャープにまとまっています。

（左）アヴィニョン　（右）シャンボード

シャンボードと比較すると分かりやすく、凹凸のある立体的な拝みモカに比べると大分シャープでカジュアル要素が少ないのが分かります！まあ、どちらも凄く良いのですが(笑)

またこの画像からみて気付いた方もいるとは思いますが、のようにトゥ部分から履き口に縫い目があります！これは伝統的な紳士靴によくあるディティールで「センターシーム」といいます。この縦のステッチがあることでボリューム感のあるパラブーツの中でも視覚効果でスッキリ見えるんです。ストライプのシャツを着ると縦長に見えるのと同じ理屈ですね。

・耐久性抜群！スリムシルエットに合わせた薄めソールを使用！

パラブーツはガシガシ使っても10年使えるよ！と良く言われるのには理由があります。それは耐久性の高いゴムの木から採った樹液を加工した天然素材である天然ラテックスを用いているからです。ブランド名の「パラ」は当時ラテックスの仕入れを行っていたブラジルの積み出し港「パラ」にちなんで名づけられているほど、実はPARABOOTを語る上では欠かせない重要な素材なんですよ。このラテックスは自然抗菌作用がとても高くカビやバクテリアが発生しにくく、吸湿性がないので雨に強く、湿気しにくいのも長く使える要因なんです。

ほぼ毎日ガシガシ履いていますがかかとの擦り減りはわずかなので耐久度もかなり高いですよ。

（左）アヴィニョン　（右）シャンボード

そして意外と知られていないですが、アヴィニョンには「グリフ2」というラテックスソールを採用しており凹凸も薄めの仕様になってます。シャンボードと比較すると分かりやすく、凹凸の形が違うのと、ソールの高さもややアヴィニョンの方が低い事が分かりますね！細かい作りが少しずつシャープに作られているからこそオンスタイルでもバッチリ活躍するというわけですね。

・滑らかで撥水性に富むリスレザー(LISSE LEATHER)を使用！

さてPARABOOTと言えば忘れてはならないのがこのリスレザー！パラブーツの多くのモデルに採用されており、アヴィニョンも例外ではなく使用されています！オイルをたっぷりと染み込ませ最高級とされる生後6か月以内のカーフレザーを、独自の製法で鞣したレザーはまさに宝石のような輝きを放ちます。そしてオイルドレザーは撥水性がありますから、雨の日でもガシガシ使っても大丈夫です。さらにオイルが入っている間しばらくは手入れもブラッシングだけで良く、この輝きがみたくて毎回磨きたくなるのです(笑)

ちなみに寒いところに長い間置いておくと、 革に含まれた油分やロウ分が気温の関係などで表面に白く浮かび上がってきます（ブルームといいます）！新品の状態で良く見られブラシで磨くと摩擦の熱で再び革に入っていきます！あえてブルームを残した状態で履くパラブーツマニアの方も多いんですよ！

またノルウィージャンウェルト製法といって、アッパーの端は折り込まず、外側に出し、アッパーとインソールの底部に彫られた突起をすくい縫いし、その後アッパーの端を、ミッドソール、アウトソールと一緒に出し縫い（縫い目がコバ上に見える）して合わせるとても手間のかかる製法を用いています。これによって雪道でも難なく履ける防水性の高さに加え、十分な堅牢性があります。だからこそオンオフ使え、さらには天候関係なく、革靴を愉しむことの出来るワードローブとして欠かせない靴なのです。

本日出勤時、丁度雨が降っていたので、お店の前でパシャリ。

実際にしっかり雨を弾いているのが分かります！実際雨の日の足元どうしようか、『ほんとは革靴履きたい』ってときありますよね(笑)

でも革だから雨の日は躊躇してしまう、そんな迷いを一蹴してくれるのがアヴィニョンだと私は思います。

「雨の日でも履ける」ではなく「雨だからこそ履く」といっても過言ではありません。贅沢ですねぇ。でもそれだけ晴れ着が雨天時になりうる靴は他にないのです。最初は少し重く感じるかもしれません。でも履いているうちに足に馴染み、気付けばあなたの一番履いている靴になっているはずですよ。

長く革靴を履けば足の甲の部分にシワを、完全に避けることはできません。そんな経年変化も愉しみながら少しずつ自分色に育てていけるアヴィニョンのご紹介でした。

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当店ではカラー違いもご用意が御座いますので是非、気になる方は店頭へ足を運んでみてください！最適なフィッティングで靴選びのお手伝いをさせて頂きますね。

それではまた。