初春に向け、コーデも春仕様に変えていきたい中間季節。冬から春にかけて使えるアイテムを取り入れながら、冬も春もコーデを楽しめたら嬉しいですよね。
冬であれば、黒・ネイビー・ブラウンと重厚感のある色を選びやすくコーデが重たく見えてしまいやすい。そんな時にコーデを明るく魅せるカラーアイテムは、とても重宝します。春であれば、明るめの色のアイテムは取り入れたい。
なので今回は、30代40代男性におすすめの『カラーアイテム』を使用した、着こなし方をご紹介します。
目次
コーデに使用するのは何色まで?
基本的には、『3色』までに抑える事でコーディネートがまとまりやすく、着こなしやすいと言われています。
3色以上でも着こなす事はできますが、統一感を保つ事が難しく難易度が上がります。
なので、ファッション初心者さんは3色までに抑える事が無難だと私は思います。
1色だけのワントーンコーデも格好良いですが、これもまたシルエットや素材を活かした着こなす必要があるため難易度が上がります。
また2色はべ―シックカラーの着こなしであれば、洗練された着こなしがしやすいです。
特に今回の様に、カラーを取り入れるのであれば、カラーアイテム以外にベーシックカラー2色は欲しい所です。
統一感がありながら、難易度が低く着こなせる配色は3色が最も着こなしやすい。
カラーアイテムを上手く取り入れるコツは?
誰しも、自分に似合う色・使いやすい色という、一番の軸になるベース色があると思います。
最もおしゃれに魅せるとされている3色の配色ですが、その配色の割合がとても重要です。
3色配色割合は、「7:2:1」もしくは「6:3:1」がまとまりやすい。
左から、ベースカラー:アソート・メインカラー:アクセントカラーとなっており、スタイリング全体の雰囲気を決めるベースに、ベースをサポートするアソート、コーデを強調する部分を作るアクセント。
2色であれば「7:3」もしくは「8:2」が統一して見えますよ。
これらは視覚的にバランスがよく、シンプルな着こなしにも使いやすいく、カラーを入れる事で応用した着こなしになります。
マンネリしやすいベーシックカラー(ホワイト・ブラック・ネイビー・グレー・ブラウン・ベージュ)の着こなしを差別化する配色としても、頭の片隅に入れてコーディネートをお愉しみ頂きたいです。
色別コーディネート
①赤
とてもインパクトのある赤の派手色ダウンベストを使用した着こなし方。
全体的にダークトーンだからこそ良く映える。オールブラックのスタイルを一気に鮮やかにしてくれるダウンベストは、引き算したスタイリングで個々のアイテムはシンプルに合わせる事がおすすめです。
ヴィンテージのブラックウォッシュのデニムをチョイスし、こなれた着こなしにしました。
コーデアイテム | ブランド |
ダウンベスト | JOTT(ジョット) |
トレーナー | Seagreen(シーグリーン) |
デニム | RED CARD(レッドカード) |
スニーカー | PREMIATA(プレミアータ) |
②青
爽やかな印象が強い、ブルー×ホワイトのスタイリング。
キザな印象が付きやすいホワイトパンツは、ボトムス自体のシルエットや着こなすアイテムによって印象が異なります。写真のように、ブルーのカーディガンにシャンブレーシャツで少しずつカジュアルダウンする事でキメ過ぎた印象ではなく、クリーンできちんとした着こなしになります。
カーディガンのスタンドネックやシャツできちんと感を演出しつつ、ニット地のカーディガンやシャンブレーのカジュアルさを活かす事で白パンツも取り入れやすくなりますよ。足元には、オフホワイトのスリッポンをチョイスし、ナチュラルな印象にする事がおすすめです。
コーデアイテム | ブランド |
カーディガン | ZANONE(ザノーネ) |
シャツ | Finamore(フィナモレ) |
チノスラックス | INCOTEX(インコテックス) |
スリッポン | PELLICO SUNNY(ペリーコサニー) |
③黄色
秋冬の暗くなりがちのコーデを明るくし、春の着こなしとしても軽快に取り入れたいイエローニット。
ベーシックカラーとの相性がとても良く、数ある中で最も取り入れやすいカラーではないかと私は思います。普段ベーシックなものしか着ない方にもおすすめしたいイエローは、圧倒的にセンスの良さを醸し出してくれます。
今回はネイビーとベージュと組み合わせた、コーデを華やかにしたスタイリングです。ジーンズとスリッポンの色を合わせる事で、脚長効果もあり統一感のあるスタイリングになりますよ。
コーデアイテム | ブランド |
ダウンジャケット | TATRAS(タトラス) |
タートルネック | JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー) |
デニム | REPLAY(リプレイ) |
スリッポン | PELLICO SUNNY(ペリーコサニー) |
④緑
渋さの中にも男らしさや大人の色気を感じる、グリーンシャツを使用したコーディネート。
ジャケットのチェック柄が、ブラウンベースにブラックとグリーンのチェック柄なので、グリーンシャツにブラックのチノスラックスで色を拾っていますのでチグハグになる事はありません。
足元はサイドゴアブーツできちんと感を持ちつつ、少しカジュアルな余裕さが大人の着こなしとして相応しいと思います。
コーデアイテム | ブランド |
ジャケット | LARDINI(ラルディーニ) |
シャツ | GIANNETTO(ジャンネット) |
チノスラックス | BERWICH(ベルウィッチ) |
サイドゴアブーツ | PARABOOT(パラブーツ) |
⑤オレンジ
ジージャンにコットンパンツを合わせ、きれいめカジュアルにしたスタイリング。
デニムジャケットのクリーンさとコットンパンツの温かみに、オレンジのモヘアニットで素材感を活かし洗練されたスタイリングにしました。
足元には、スエードのサイドゴアブーツを合わせ上品さやエレガントさを引き立てた着こなしがオススメです。
コーデアイテム | ブランド |
デニムジャケット | Jacob Cohen(ヤコブコーエン) |
ニット | FILIPPO DE LAURENTIIS(ローレンティス) |
コットンパンツ | ENTRE AMIS(アントレアミ) |
サイドゴアブーツ | PARABOOT(パラブーツ) |
⑥ブルーグリーン
普段のジャケパンスタイルがどこか物足りなさやマンネリ化してしまいつまらなく感じた時に、人と被る事のない色を取り入れたコーデはとても垢抜けて見えます。
ブルーグリーンの爽やかな印象で、ジャケットとボトムスにニュアンスカラーを使用する事で、洗練されナチュラルに魅せる事が出来ます。
野暮ったくなる事なく、上手くカラーアイテムを入れると洒脱になりますよ。
コーデアイテム | ブランド |
ジャケット | CIRCOLO1901(チルコロ) |
モックネックニット | KANELL(カネル) |
コットンパンツ | JacobCohen(ヤコブコーエン) |
Uチップシューズ | PARABOOT(パラブーツ) |
まとめ
今回は、大人の男性向けのカラーアイテムを使用した着こなしをご紹介しました。
まずは、ベーシックな色(ブラック・ネイビー・グレー・ホワイト)と合わせる事を意識するとコーディネートがしやすくなります。
また、配色にも気を付ける事も重要です。2色または3色までに抑えると、統一感があり纏まりやすいです。季節ごとに季節カラーを取り入れる事も、おしゃれに魅せるポイントだと思います。
初めからカラーの面積を多くしてしまうと、失敗しやすくなってしますので靴下など小物アイテムやインナーで調整してみてくださいね。
普段のシンプルな着こなしがマンネリ化してしまったと感じる方は、取り入れてみてはいかがでしょうか?
YouTubeご紹介
↑画像をタップ
「日本のおじさんをファッションで元気にしたい!」
そんな思いを持つ【Octet 名古屋】が毎日20時に更新するチャンネル。
イタリアブランドが中心のセレクトショップがオクテット名古屋です。
オクテット名古屋スタイリスト3人が、ブランドやアイテムの紹介、スーツの着こなし、シューケア、そして、コーディネート・着こなしのアドバイスを!
ファッションの初心者にも楽しんで頂けるチャンネルです。
ぜひオクテットチャンネルを一度ご視聴くださいませ。
実店舗詳細
↑Octet NAGOYA
↑Men’s collection HAYASHI 三好店