英国らしいシックな雰囲気を纏う、キルティングジャケット。
スマートな印象でありながら、しっかりと保温力がある。
2022-23年メンズ秋冬ではトレンドに入る程、
近年メンズ・レディース共に再熱していて
よく見かける事が多くあります。
なので今回はキルティングジャケットのなぜ?や英国ムード漂うブランド、
30代40代男性にオススメなコーデをご紹介していきたいと思います。
目次
キルティングジャケットとは?
キルティングとは、2枚の布の間に中綿などの詰め物を入れて
刺し縫いされている見た目が特徴的です。
軽量・保温性・防寒性に優れており、シンプルで洗練されたデザインが多く、
ビジネスからカジュアルまで幅広く楽しめるアウターになります。
キルティングジャケットでは、縫い合わせがダイヤ柄が多く使われています。
ちょっとした小話ではありますが、
50年前以上前にイギリスで、馬用のブランケットとして軽量で保温性が高い為
馬の防寒具としてキルティングが使用されていました。
そのキルティング素材を使用して、乗馬愛好家が愛馬と同じ物を着用したいという声から
ファッションアイテムとして誕生したのがキルティングジャケット/コートなのです。
だからこそ、英国ムードが漂う風合いと品格を感じさせる
上品なアウターになっているのだと思います。
キルティングジャケットの特徴
先ほども少しお話したのですが、
ポイントはこの3つ!
①軽量・保温性・防寒性
昨今ダウンジャケットも軽量にはなりつつあるのですが
それでもやはり肩を凝ってしまう…重い…と
お声を頂く事がしばしば。
そのような方には是非、キルティングジャケットに
チャレンジして欲しいのです。
表地と裏地の間に、中綿などの繊維が入っている為
軽量なのに保温力は抜群です。
②汎用性が高い
ビジネススタイルからカジュアルスタイルまで使える、
どのようなコーディネートにも馴染みやすいアウター。
シンプルで洗練されてたデザインこそ成し得る
上品なコーディネートも組みやすいのです。
1着持っていると、意外と着まわせたりしちゃいます!
③動きやすい
元は乗馬用に作られている事もあり、
肩の可動域はとても広く、とても動きやすいです。
ダウンジャケットだとどうしてもダウンの厚みが出てしまうのですが
キルティングジャケットは厚さをできる限り薄く軽量に作られています。
なので長時間着るアウトドアの際でも、肩を凝る心配や荷物になる心配は
少ないと思います。
英国ムード漂うおすすめブランド
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
世界中のお洒落な紳士に支持され続けているMACKINTOSH(マッキントッシュ)。
雨の多いイギリス・ロンドンの街では、雨を防ぐために防水性を極限まで高めた
「マッキントッシュクロス」生地が開発された。
マッキントッシュはレインコートやキルティングジャケットで有名に。
働く男性の強い味方になり、イギリスならではの無駄のないシルエットが、
世界中の紳士に指示され続けている。
MACKINTOSH(マッキントッシュ)の全ラインナップは画像をタップ
Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)
2007年から、マッキントッシュのカジュアルラインとして誕生した
Traditional Weatherwear(トラディショナルウェザーウェア)。
正確には、マッキントッシュの旧社名であり、ブランドレーベールとして
存在していたブランドを復刻させた。
英国の伝統や旬を取り入れ、カジュアル・ドレスに着用できる
ベーシックなウェアを展開しています。
歴史ある老舗のマッキントッシュ社の前身である事から
気品あふれるクオリティの高さはお墨付きです。
Traditional Weatherwear(トラディショナルウェザーウェア)の全ラインナップは画像をタップ
代表的なキルティングジャケットで同モデル名があります。
違うブランドなのに、同じモデルが登場している!?
価格帯も違う!?
なにがちがうの??
と言う疑問を払拭していきたいと思います。
2ブランドの代表的なモデル「WAVERLY / ウェーバリー」の違いを
お見せしていきます!!
代表的なモデル「WAVERLY / ウェーバリー」を比較
マッキトッシュとトラディショナルウェザーウェアどちらにも
存在している、定番のキルティングジャケット「WAVERLY / ウェーバリー」。
違いをご紹介していきたいと思います!!
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
①シルエット
ボックスシルエットを採用。
ウエストは絞られていないが、スッキリと魅せる身頃がスマートで
スタイリッシュな着こなしになります。
肩回りは可動域が計算されており、立体的でかゆい所に手が届いた気配りです。
②生地
表地は、上品で温かさを感じるウール100%を使用。
すこしの起毛感のあるダイヤモンドキルティングが魅力的。
裏地はポリエステル仕様なので、着脱はスムーズ。
中綿もポリエステル100%使用し、軽量且つ保温性をキープします。
襟元コーデュロイ生地は、コットン100%使用。
③特徴
マッキントッシュお得意のチンストラップ採用しているのは
間違いなく推しポイント。
首元までカバーしてくれるのは、寒い冬には嬉しいポイントだと
思いますし、コーデのアクセントとしても目を惹きます。
襟と同様のコーデュロイ生地を採用したパイピング。
これが離れて見るとコーデのアクセントになっていて
コーデュロイの気品を保ちながら目を惹くポイントなんです。
サイドベントにスナップボタンを施すことで
動きやすさをプラス。
しっかりと前部分が隠れる角のある仕様でエレガントさをプラス。
かくかくしたボックス感のあるシルエットになります。
④価格帯
¥64,900(税込)
Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)
①シルエット
ほんのりウエスト周りをシェイプさせ、
スッキリと着用できるスリムシルエット。
②生地
特殊技術の、C-zaro撥水加工が施された有害なフッ素化合物をを含まない
高密度のポリエステルを使用。
高い撥水性と耐久性を兼ね備えている。
表地・裏地・中綿を再生ポリエステルを使用する事で
昨今騒がれている地球環境に配慮されている優しい素材なのです。
保温性と着心地の良さは中間季節や昼夜の気温差の
必需品になってくれます。
襟元のコーデュロイ生地は、コットン85%・ポリエステル15%使用。
③特徴
トラディショナルウェザーウェアもパイピングを採用。
同様に使い込むほど、こなれた風合いが出てきます。
こちらもサイドベントのスナップボタンを採用しているので
動きやすさは体感できる。
少し丸みを帯びて、ビジカジにもカジュアルにも使いやすく、
優しい雰囲気になります。
④価格帯
¥29,700(税込)
◆結局何が違うのか??
結論、品質・生産国・細かいディティールにあると思います。
【品質】
マッキントッシュ⇒表地:ウール100%使用、中綿と裏地ポリエステル100%、襟コットン100%
ウェザーウェア⇒表地・裏地・中綿ポリエステル100%、襟コットン85%ポリエステル15%
【生産国】
マッキントッシュ⇒MADE IN UNITED KINGDOM(イギリス製)
ウェザーウェア⇒MADE IN CHINA(中国製)
【ディティール】
マッキントッシュ⇒襟元にチンストラップ
頭の片隅にでもどちらも良いキルティングジャケットで
ある事を前提にお話しします。
また、この2つのブランドが十八番としているアイテムが違う事も
価格の差に表れていると私は思います。
マッキントッシュは防水コートが代表格であり、ダンケルドモデルが
一番の定番だと思います。
トラディショナルウェザーウェアは、今回ご紹介した
キルティングジャケットが代表格なのです。
単なる、老舗コートブランドの名がある
“安価で購入できるキルティングジャケットではない”と
言う事も知っていて欲しいと思うポイントです。
おすすめのコーディネート
正統派マッキントッシュは上品に飾る
昨今ビジカジスタイルが本当に増えたと感じます。
ビシッとと決めた男の戦闘着、というよりは
抜け感の感じる馴染みやすいスタイルをする男性が
多くいらっしゃるとお見掛けします。
ボリュームを抑えたキルティングジャケットは
スマートな着こなしととても相性が良くタイイドアップや
シャツにジレと言ったキチンと感の出るコーデが◎です。
キルティングジャケット:MACKINTOSH(マッキントッシュ)
シャツ:Finamore(フィナモレ)
パンツ:INCOTEX(インコテックス)
シューズ:PARABOOT(パラブーツ)
使用したキルティングジャケットはコチラ↓↓↓
きめ過ぎない抜け感が肝です!
大人のビジネスシーンに取り入れて欲しい、ストレッチジャージのジャケパンと
カジュアルな雰囲気を持ちつつ綺麗なシルエットで羽織れるキルティングジャケット。
クラシカルな印象の千鳥格子柄のキルティンジャケットは他にない逸品で
人とは被りにくく差別化のできるアイテムになっています。
もっと言えば、ジャージ素材のジャケパンが、きめ過ぎない程よい抜け感を
演出してくれますので、良い塩梅で着こなす事が出来ると思います。
ブラック×ホワイトでなる千鳥格子柄は、ぱっと見グレーのアウターに魅せるので
より上品でお洒落な印象を醸し出せますよ。
キルティンジャケット:MACKINTOSH(マッキントッシュ)
ジャケット:H.I.P.bySOLIDO(エイチアイピーバイソリード)
パンツ:H.I.P.bySOLIDO(エイチアイピーバイソリード)
シューズ:PARABOOT(パラブーツ)
使用したキルティングジャケットはコチラ↓↓↓
遊び心のあるヘチマキルティングがアクセント
大きめのヘチマ柄が目を惹き、ボリューム感のある1着。
だらしなくならない位のちょいオーバーサイズ今時っぽく、
細めのスラックスと合わせたメリハリのある着こなし方が
オススメです。
ボトムスを太くするとより今っぽく着こなせますが
美しいシルエットのパンツを選んで周りと差別化させた
着こなし方が、大人の男性には良いのでないかな?と思います。
足元には抜け感のあるホワイトのスニーカーで、足首辺りのグリーンを
アクセントを取り入れたコーディネートです。
キルティンジャケット:Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)
長袖Tシャツ:REPALY(リプレイ)
パンツ:INCOTEX(インコテックス)
スニーカー:PREMIATA(プレミアータ)
リュック:Bleu de chauffe(ブルードゥシャフ)
使用したキルティングジャケットはコチラ↓↓↓
こなれ感を演出できるカーキとジャケパンの相性が良い
アウターを選ぶ際、ブラック、ネイビー、グレーが多い中
一際目を惹く、カーキ色。
ミリタリーテイストのカーキ色は、武骨なイメージですが
キルティングにする事で、ほんのり柔らかい印象になります。
男らしさを強調し過ぎない雰囲気と、タートルネックのエレガントさを
加味した大人の男性にこそ着こなして欲しいジャケパンスタイルです。
キルティンジャケット:Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)
ジャケット:H.I.P.bySOLIDO(エイチアイピーバイソリード)
タートルネック:GRANSASSO(グランサッソ)
パンツ:H.I.P.bySOLIDO(エイチアイピーバイソリード)
シューズ:PARABOOT(パラブーツ)
使用したキルティングジャケットはコチラ↓↓↓
まとめ
今回は、キルティングジャケットの魅力や着こなし方
おすすめのブランドのご紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
汎用性の高いキルティングジャケットは大人のワードローブとして
1着あると、様々なシーンで活躍すると思います。
大人の装いとして、上品な雰囲気とシックなムードは
目を惹くアイテムだと思います。
執筆者の印象ではありますが、割とビジネスシーンの様にジャケットを着用する時の方が
使いやすいのではないかな、と少し思ったりもします。
勿論デニムと合わせたカジュアルな着こなし方でも使い勝手は良いですが
マッキントッシュやトラディショナルウェザーウェアの様に
英国の上品できれいなシルエットのモノは、キレイめの着こなしの方がマッチすると私は思います。
仮に他ブランドのMA-1型で着丈の短いキルティングジャケットであれば
ストリート系のカジュアルな着こなし方が向いていると思います。
なので、シルエットとデザインが重要です。
ぜひきれいめなキルティングジャケットを取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、YouTubeにてブリティッシュアイテムの魅力をご紹介しておりますので
是非チェックしてみて下さいね。
↑YouTubeは画像をタップ
店舗詳細
↓↓↓オクテット名古屋までの道のりはコチラ↓↓↓
最後に
普段は、デートコーデや女子ウケコーデ、お役立ち情報
をご紹介していますのでぜひ一度読んでみて下さいね。
プロフィール
●株式会社林商店
・Octet名古屋
・インポートセレクトショップでらでら
中村 綾花
女性の目線で、30代40代男性のカッコいいがお届けできるよう
ブログを書かせて頂いております。
実店舗での接客経験を活かしながら、
SNSを中心にいち早く新作やコーデ、着こなしを発信。
常にトレンドを意識し、男性にもっとファッションが楽しいと思って頂けるよう、
日々奮闘しています。
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