このブランド知ってますか?男心を擽る!!誰とも被らない紳士のジャケット
目次
こんにちは、オクテットメンズファッションチャンネルの林です。
今回はフランス製のアルパンというブランド、ジャケットをご紹介させて頂きます!
1.自分達の目でみて面白い商品をセレクトしたい
やっぱり僕たちのチャンネルは割とみんなが知っているブランド、例えばタトラス・ヘルノ・ディースクエアードなど有名なブランドを紹介することがすごく多いと思いますが、僕たちはやはりセレクトショップなので「これかっこいいな!」って思えるアイテムをヨーロッパ中心に集めて、皆さんに紹介できたらいいなと思ってるんです。
今はちょっとコロナで行くことができないのがとても残念なんですけれど、実際にイタリアやフランスに行って工場を見学させてもらったり、展示会に行かせてもらったりしながら「これ面白いじゃん!」みたいなアイテムをご紹介するっていうことがもっともっと出来たらいいなと思ってまして、そのひとつのブランドがアルパンっていうブランドなんです。
2.フランスの伝統文化遺産企業に認定されている「アルパン」の紹介
このアルパンというブランドが何か?ということをご説明させていただこうと思うんですけれども……
アルパン、歴史がめちゃめちゃ長いんですよ。なんと1817年創業なんです。200年以上前に創業したフランスのブランドなんです。
日本国内ではほぼ知名度はないんですけれど、フランス国内では結構知名度があり1992年のアルベールビルオリンピックの際に使ったウェアはアルパンのウェアなんです。
フランス国内ではスキー板を作ってたりとかして結構有名なブランドなんですが、その中でこちらジェントルマンジャケットといいますが
こういったジェントルマンジャケットみたいなすごいクラシカルなアイテムを僕たちは紹介させていただいております。
もちろんその現代的なアイテムもあるんですけれども、こういう本当に昔からあるアイテムっていうのを僕たちは紹介させて頂いておりまして、実際にアルパンはフランスの文化遺産継承企業というのに認定されているんです。
文化遺産を現代で継承している会社だよっていう証明をフランスの政府からもらっているような会社で、昔ながらの製法でウールの生地を作ってるということです。
それがどういうことか?といういと、もともとのメリノ種の羊からウールを刈ってきて、それを洗って洗浄して糸にしていくという工程がまずあるんですが、彼らは今もほぼ機械を使わずにやっているんですよ。
実際に自分がフランスに行って拝見させてもらったことがあるんですが、羊の毛を水で洗って汚れを落としてそれを屋根裏部屋で乾かす。
昔の映画とかアニメとかで見たことがあるかもしれないですけど、本当にフォークで毛を乾かしながら自然な状態で糸まで持っていくんです。
さらにそれを今ではもう使わなくなった織機、生地を縫うのに時間がかかる織機でテンション(力)をかけずにこういった、高密度の生地を織ることができる企業なんですね。
こういったボンヌバル織りという生地でジャケットが出来ているということですね。
3.ペンを生地に差しても元に戻ってしまう
こういったアルパンのジェントルマンジャケット。
僕は本当にオススメしたいと思うんですが、
実際「そんなに時間かけて水洗いして乾燥機にかけずに乾かしてどういう事が起こるの?」と言われるんですが、電気の力がほとんどかかってないから繊維がまず帯電しないので静電気が非常に起こりづらいっていうのが一つ。
もう一個すごい大きいメリットなんですけど、糸がめちゃめちゃ強いんです。
化学薬品を使ってないですし強い力も糸にかけてませんし、乾燥するのに熱も加えていないので糸が物凄く強いんですよね。
その糸が物凄く強いことを今から証明します。
実はこれ鉛筆を生地に刺した状態です。
見えますかね?実際これくらい穴があいているんですよね。
タネも仕掛けもありません。
これ実は糸が強いから切れてないんです!
切れてないから何が言いたいかというと……
じゃーん!
穴が閉じるっていうね。
これぐらい生地が強いんですね、糸が強くて生地が強い。
もちろんハサミで切った奴は戻らないんですけれども、こう何かを刺した穴とかはこういった形で戻ってしまうんですね。
これくらい糸が強いそれがジェントルマンジャケットなんです。
4.ジェントルマンジャケットの歴史を語る
このジェントルマンジャケットじゃあいつ着られてきたの?っていうことなんですけど、1800年代からこのジャケットがあるということなので登山ですね。
アルプス山脈を越えて貿易に行くとか、登山に行くっていう時にこのジャケットを着て出かけてたんですね。
やっぱり丈夫だし暖かいんですよ。
なのでこれを着て出かける、その名残が実は一つだけありまして……
一番下のボタンですね。
このボトムのボタンが他のボタンとはちょっと違うボタンがしてあって、これは幸運のボタンって呼ばれてるんですが、今であれば登山ルートもちゃんと研究されててなんだったら別に歩かなくても山登りが出来ますが、その頃はルートもないですしやっぱり夜になったら暗くなるっていうこともあるので、登山は生死が関わる大きなアクティビティだったんですね。
なのでそれから帰ってこれた成功した証っていうのをこの一番下のボタンを昔は幸運のボタンとして飾っていたんです。
それをまた登山に行く時にその時に来ていくものにわざわざまた付け直していく。
そういうことを繰り返していて、一番ボトムズのボタンだけ違うボタンがつけてあるんです。
なんかこういうギミックも僕はね結構男らしくてかっこいいなと思うんです。
こういった他の人はあんまりやってないよみたいなブランドもカッコイイと思うし、こんなストーリーのあるこんな歴史のある服ってなかなかないから
ぜひ紹介したいなと思ったんですね。
まぁちょっと紆余曲折はあったんですけれども、それでも皆様にご紹介できるので、是非この話を聞いて「ちょっと面白そうだな」という方は手に取ってもらえたらいいな思います。
もちろんサイズとかもあるので全員が似合うかというとそういうわけではないと思うんですけれども、こういった海外で有名・歴史があるっていうアイテムで「うわこれかっこいい!」と思うアイテム、僕達はやはりセレクトショップなので、良いものをセレクトするっていうことをオクテットとして出来たらもっと楽しいと思いますし、僕たちバイヤー陣も「なんかこれ面白いなあ!」「皆さんに紹介したいな」っていうアイテムをどんどんご紹介できたらいいなと思いますので、何か「こんなアイテム欲しいな」みたいなのも含めてコメント欄にメッセージいただけると嬉しいです。
5.最後に
僕たちの動画は毎日20時に更新しておりますので、是非チャンネル登録また高評価をよろしくお願います。
僕の動画は毎週土曜日に上っておりますので、もしよかったら見てください!
今回の動画↓
もし何かご質問などがありましたらコメント欄にご記入いただいてもよろしいですし、ラインなどでもお問い合わせいただいてもお答えさせていただきます。
以上、オクテットの林でした!