皆さんこんにちは、こんばんはオクテット名古屋の戸部です。
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
早速ですが今回は日本でもお取り扱いしている店舗が少ない、いや、日本ではおそらく
オクテットと何店舗のみのお取り扱いだと思います。
そんなフランス製のブランド Arpin【アルパン】を今回はご紹介していきます。
そもそもマイナーなブランドですので情報もあまりなく、あっても
英語などで苦労しましたが歴史や生い立ちに迫っていきましょう。
アルパンとは?
創業は1817年と古くフランスのサヴォワにて誕生いたしました、200年前と
モノづくりの精神が現代まで受け継がれていることが驚きです。
そのサヴォワにある織物文化の起源は唯一無二の生産背景を駆使し、
山に住み、愛する人々のために製品を作り続けています。
2世紀もの間製造工程はほとんど変わっておらず、
今でも現役で稼働する機会はフランスの国家遺産として
登録されているんですね。
なので当時1800年代に実際に着られていた生地とほぼほぼ同じと
考えたらすごいですね。ヴィンテージすぎる。。
アルパンの生地はアルペン山脈を旅する遠征隊たちの防寒具として
支給されたのがルーツの始まりです。
冒険家やマウンテンガイド、山に関係する仕事の方々に
防寒具としての丈夫で温かいと言う信頼があり
「私を包み込み、いつも過酷な現状にさらされているアルパンの服の方が、
守られている私の肌よりもよっぽど長持ちをする
(それぐらいアルパンの服は丈夫だ)」とフランスの著名な冒険家、
ポール=エミール・ヴィクトール(Paul Emile Victor)に
言われるほどなのです。
こうしてアルパンの生地はイタリア、スイスの
隣接する国々でも好評を受け知名度が上がり知られていくようになります。
願いを込めた幸運ボタン??
創業当時は安全で正確な道具なども無く常に死と隣り合わせでした。
なので登山や越境も命がけで必ず同じ場所に戻ってくると言う
保証はなく綿密な計画を練られていたでしょう。
その為無事に帰還できた時の喜びは大きく、登山家たちは
無事帰還した際にエンド部分のジャケットのボタンを記念のお守りにし
自宅に置いて幸運の証として大切にしていました。
次に登山に挑む時に幸運を引き継ぐようにと
新しいジャケットの一番下のボタンと付け替えて願掛けを
していました。
アルパンの一番下のボタンにはメタルボタンが付いているのですが
あなたの元に幸運があるようにと願って先代が残した贈り物なのです。
拘りの生地
上質なメリノウール100%で仕上げていており
厚手の生地感ですがまず驚いたのは生地サンプルが届いた時に
「穴が開いても塞がる」という事。どういうこと。。。
と思われるかも知れないですがこういう事です。
↓↓↓↓↓
①生地サンプルにえんぴつで穴を開けます。
②穴が開いた部分をこすってほぐす
なんと!!
③穴が塞がり元に戻ります。
こんな生地見た事ないですよね。やばいですね。
これはアルパンが採用するボンヌバル織り。
高密度でゆっくりと限られた昔ながらの機械で織られているので
穴が開いても元に戻る特徴な生地です。これが最大の特徴です。
本格派のエレガントなジャケットであり滑らかなジャケットは
大人の上品さを最大限に引き立ててくれます。
伝統を受け継ぎ思いをディテールに取り込んだ究極の一着を
是非体感してください。
フランスで実演してくれてます!
そして、
オクテットチャンネルでも、語っていました!
ぜひ、確認してみて下さいね。
▼ご興味がある方は他にもモデルがあるのでこちらをどうぞ。
まとめ
いかがでしょうか。アルパンの鉛筆貫通生地。
アルパンだからこそ出来る神業ですね。普通なら鉛筆が通った瞬間に服はダメになってしまいますよね。
昔ながらの機械を使い、伝統を受け継ぎ、先代の想いを繋いできたモノには魅力が溢れます。
幸運のラッキーボタンもつけていると運気が上がりそうな気がして
モチベーションを上げてくれると思います。
シルエットもスタンダードで着易くハンドメイドの温もりのあるジャケットをお楽しみ下さいませ。
今週の新作紹介はこちらになりますので、
チェックしてくださいね!
こちらから新作情報をチェックして下さいね。
宜しくお願いします。