どうも、こんにちは。
オクテット名古屋のくみちょうこと近ドです。
(↑の写真は約2.5年前のちょいと、いきってる私くみちょうですwww)
さて今回はここ最近のブログとはちょっと趣旨を変えまして、ファッションって、お洒落って、なんぞやって話をくみちょう的にしていこうと思います。
とは言えまずは、私が尊敬してやまないWikipedia先生の意見を聞いてみましょう。
ファッション(英: fashion、英語発音: [ˈfæʃən] ファシャン。仏: mode、フランス語発音: [mɔd] モッド)とは、ある時点において広く行われているスタイルや風習のことである。特に、人々の間で流行している服装を指すが、装いに関係する装身具、美容(理容、髪型、化粧)、香水などもファッションの範疇である。さらに広義には音楽などの文化やライフスタイルまでをも包括しうる。「ファッショナブル」や「おしゃれ」といった表現は、ある人や物が最新の、もしくは最新ではなくとも評判の良い様式に沿っているか否かを指し示すのに用いられる。
出典:Wikipedia
ウィッキー先生、相変わらずの博識でしっかりとファッションに関して説明していただけているんでしょうが、私には少々分かり難くて…
> 特に、人々の間で流行している服装を指す
まあ、この↑あたりが本質というか、欲しかった答えかなと思うのですが、そこは広義が基本の先生なので致し方なし。
残念ながら…
まあ私的に、衣服、服装、履きものなど、いわゆる身に着けるもんがファッションかなと、小さなころから思ってます。
ちなみにまたまたこれも、気にしいなんで、衣服(被服)で調べてみると
被服(ひふく)とは、身体に着用するものである。人体の保護や装飾、社会的地位の表象等のために発展してきたもので、人間の文化の主要構成要素の一つである。もっとも典型的には、布(布帛)を縫合して着用に適した形状に仕立てた繊維製品である。また物品の元の目的が着用にない場合でも、これを身につけることで被服と捉えられる場合がある。
被服と類似の用語として、衣服(いふく)、衣(ころも・きぬ)、服(ふく)、衣類(いるい)、衣料・衣料品(いりょうひん)、着物(きもの)等がある。被服と衣料・衣料品は同義で、身体を包む物の総称。衣服、服、衣類は、被服からかぶりものや履物、装身具を除いた物。着物は古典的な意味は衣服と同義だが、現代では主に和服と同義。衣は主に上半身を包む物を指す。
出典:Wikipedia
って、やっぱり小難しい回答をいただけました!
もっと、「サルでもわかる…」的に説明して欲しいところですが、文句言っても致し方なしですからね。
ここで私くみちょうが気になったのが、被服(衣服)が「人間の文化の主要構成要素の一つである」ってとこですね。
人間の文化ですか…
なんだかファッション分野に身を置く一人としては、なんとも「コソバユイ」例えですが、まあありがたい話です。
とは言え、そんな人間の文化を扱ってる割には、日本のファッション業界の、特に現場で身を粉にして働いてる人々のヒエラルキーの低さが気になりますが。
文化ってのはお金になんないんですかね?
昨今のネットショップとかで氾濫している衣服の価格、1,000円とか500円で買えるものが乱立してるのを見ると、そりゃあ儲からんわって思いますが。
って、いかんですね。
まあ、愚痴ですんで、そんなに気になさらずに…
話は変わり、というか本筋に戻しまして。
ファッションは人間の文化だそうです。
文化とは?
文化とは、複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のことである。簡単にいうと、ある集団が持つ固有の様式ことである。文化の語は、英語の culture の訳語として明治時代頃から使用された言葉であり、英語の culture には、「文化」の他に「訓練」、「養殖」、「栽培」という意味もある。その意味の多様さから、文化という言葉はその文脈により様々に定義される。
出典:weblio
このweblio先生によると、「ある集団が持つ固有の様式」ってことのようで、さっき書き書きしたファッションにも「広く行われているスタイルや風習のこと」って、のがあるので、とある一定以上の人たちが好んで着ているものがファッションってことなんでしょうかね?
学術的には。
ただ私が思うに、この学術的に言うファッションってのは、流行の!ってのが付くように思うんです。
一定以上ってのはそうかと…
まあとはいえ、どこかのブランドのモノ、あるいは売っているものを着ている限りは、一定以上か…
難しいです。
ちなみに、ちと脱線ですが↑の引用文の中に【英語の culture には、「文化」の他に「訓練」、「養殖」、「栽培」という意味もある】ってのが気になります。
なぜ気になるのか?っていうと、たぶん上の4つの意味の中では、文化って言葉は一番最後に付けられたもんじゃないかと思うんです。
ってことは、他の3つ(訓練、養殖、栽培)のどれかから、文化って意味が生まれたんじゃあなかろうかと…
ウンチク好きは、こういったところにいちいち気が向いてしまうから大変です。草
で、引用もとにそれらしいことも書いてあったなと思い、今一度調べてみました。
英語の culture の語源はラテン語の colore である。colore は、「耕す」、「住む」、「崇拝する」等の意味を持っていた。「耕す」とは、植物の自然な生育環境を改変し、人間の生活に役立つようにすることであると言える。つまり、culture とは、自然な状態にあるものを人間の思考や生活に従わせることである。このことから、culture の対立概念として、「自然」という言葉を想定することができる。
文化とは、人間により創造されたもの、人工物であり、その社会において後天的に学ぶべきもの全般のことであると言える。そのような意味で、文化の種類としては言語、宗教、音楽、料理、絵画、哲学、文学、ファッション、法律などが挙げられる。そのような事情から、文化という言葉からは、文学や音楽といった高度な営みを連想することが多く、例えばアニメーションや漫画等の大衆的な文化は「サブカルチャー」と呼ぶ。
出典:weblio
ほほう。って感じです。
まあ、こういったもんには諸説あるのが普通なので、これが正しいかはともかくとして、「耕す」って言葉が、「栽培」や「養殖」って意味に変わり、もともとの「崇拝する」って意味合いも交じり合って、人工的に作り出された、あるいは考え出されたものに、みんなが感化されると文化って言うのかな?
私の猫の額ほどの脳では、これくらいの理解力しかないのが残念ですが、あながち間違ってもいないんじゃあないかな…
で、ここでもハッとしたのが引用文の中の「文化の種類としては言語、宗教、音楽、料理、絵画、哲学、文学、ファッション、法律などが挙げられる」ってところ。
私が端っことはいえ身を置くファッションが、こんな錚々たるもの達と同じ立ち位置にいるとは…
やっぱファッションってすげえんだ。
と、痛感しました!
で、どんどん脱線する我がブログですが…
今日の話は「ファッション」とはってことです。
(と、自分に言い聞かせて)
私が思うファッションっては、ほんとのところは人からどう見られたいかって、思いを表現するためのもんだと思う訳です。
元々は↑の裸を隠すために生まれた衣服、衣類だったものを、ただ普通に着てもつまらないって真のファッション先駆者たちが、「人と違うもんが着たい!」とか、「目立ちたい!」って考えて、生まれたもんで。
たぶん女性が男性を意識して、もしくは男性が女性を意識して、といったような、いわゆる求愛行動が発端だったはず。
だからファッションって究極は「モテたい!」から生まれた、モテる為のもんだと。
いわゆる「本能」に訴えかけるようなもの。
たぶん、間違いないんじゃないかな…
ちなみに、うちでも扱ってるダウンジャケット
モンクレール MONCLER マヤ MAYA メンズ ダウンジャケット 黒
コレみたいなもんは、寒いから着るっていう、いわゆる実用的なもので、「モテたい」って欲求ではなく、「寒さをしのぎたい」って欲求からくるもの。
本来は、冬山などに行くための身を守る装備品で、言い方を変えればアウトドア用品=実用品。
まあモテたくて夜の街に装備していく人もいますが、モテたいではないファッションってのもある訳です。
上の例は極端かもしれませんが、ファッションってもんを大きくいってしまえば、こういったモンも含まれてしまうんです。
じゃあファッションってなんなんだ!ってことになる訳ですが…
寒さや暑さ、もしくは汚れや虫除け、果ては裸を見られたくない等の理由から、必要にかられて着る、見た目よりも機能重視の実用品としてのファッション。
片やモテたい、目立ちたい、威嚇などの理由から、機能よりも見た目重視のある種、趣向品としてのファッション。
どうやらファッションってのはこの2つに分けられる感じが見えてきました。
ちなみに、「威嚇」のためのファッションってはコレです↓
いわゆる現代日本における世紀末ファッションって呼ばれてるもんですねww
肩当なんかは実用志向も強いように感じますが、そこまで誇張するものがひつようなのか?は、はたはた疑問ですし、そもそも「モヒカン」なんてヘアスタイル(ファッションの一部として)は、完全に威嚇要素しかないと思うんです。
なんせ弱い頭をもろに露出させている訳ですから。草
ちょっとでも大きく見せたいって意思の表れなんでしょうか…
ちなみにこの威嚇ファッションってもんは、「北斗の拳」発祥の我らが日本だけのもんじゃなくて、世界レベルの標準ファッションです。
出典:ダイターンクラッシュ!!
出典:ニコニコニュース
↑コレですね。
言わずもがな、みんな大好き映画「マッドマックス」です。
核戦争後の荒廃した世界(世紀末)のファッションってのは、世界規模でこういった、ちょいといかれたファッションってのが共通項のようです。
そして、これも基本なんですが、なぜか?雑魚キャラはこぞってモヒカン頭なんですね。
この辺り↑は、なぜかは分かりません…
あとなぜか、雑魚たちの掛け声と言うか、奇声は「ヒャッホー」や「ヒャッハァー」です。
「ヒーハー」ではないです。
冗談はさておき、ファッションてのはもとは動物、生物の生殖本能の表れからはじまったように思いますが、今となっては本当に自由度の高いものになってますね。
雑誌レオンに代表されるような、モテるための流行り身を包んだファッション。
出典:オグオイ
あっ!? 間違えた。
こっちでした↓
まあ実際モテるのかどうかは??ですが、モテたいおやじのマストバイブルですし、こういったおやじは夜の街ではモテると思います。
たぶん…
そして目立ちたい!と言えば代表的なのが↓
出典:Coodiesnap
ファッション界を席巻する、いわゆる原宿系ファッションですね。
これなんて、目線を変えれば、さっき紹介した世紀末ファッションとそう大差ないようにも思いますが…
ちなみに、
出典:ミュージックヴォイス
この、さかなクンもある種の原宿系ファッションなんじゃないかと思うんですがどうですかね?
それとことメンズのファッションの代名詞と言うか、コロナ禍の今どきは代名詞から離れてしまっているようにも思うこちら
cloth by Ermenegildo Zegna エルメネジルド・ゼニア TROFEO トロフェオ シングル2つボタン スーツ 紺シャドーストライプ
ビジネススタイルの大定番「スーツ」ファッションです。
これは趣向的なファッションと言うよりは、必要にかられて着る実用的なファッションってことでしょうか。
学生さんや兵隊さんの制服と同じような位置づけなのかな?
実際、スーツの起源は、我らが日本の学生服と同じ軍服ですしね。
※スーツジャケットのラペル(襟)は、首まである詰襟の軍服を、ボタンを2,3個外して倒し、楽にきたのが元と言われてます。
まあ、このスーツもビジネスシーンで、モテるために結構自己主張した感じにもなってますがね。
出典:NEWSポストセブン
とは言え、故山本寛斎さんのように、ここまで自己主張というか、傾いた方はいないとは思いますが。草
コレ↑もある意味、原宿系?なんか…
ちなみに、この山本寛斎さんですが、日本が誇るファッションデザイナーにして、イベンターなんですが、今の若い方は知らないのかも。
山本寛斎さんって方は、1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開いた凄い方なんです。
まあ我が同胞のおやじ達には説明はいらんと思いますが。
あとファッションとして組させてよいのか悩みますが、我らが日本にはこちら
出典:里見浩太朗HP
「着物」があります!
現代の日本では、何かのイベントや夏祭りの浴衣など、まあ着る機会がめっきり減ってしまいましたが、これこそ日本が誇るファッションってことでしょうかね。
この着物においても「目立ちたい」ってファッションがそういえばありました!
出典:常若美人道
漫画「花の慶次」、いわゆる「傾奇者(かぶきもの)」って方々のファッションです。
日本の戦国時代に本当にいたのかどうかは知りませんが、着物の中にもこういったド派手な目立ちたがりというか、ファッションがあったってのはなんとも凄いことです。
ファッションってのはホント奥が深いし、歴史が長いんだなあと。
と、なんとなく、ファッションってもんはなんなんだろうか?ってことをとりとめもなく書いてきましが、私くみちょうが思うファッションってのは、やっぱり「自由」だってことです。
誰かの目を気にする、もしくは気にしてのファッションではあるものの、だからこその「思うがまま」に着れば、着飾ればいいんじゃないかと。
それこそがファッションの醍醐味なんじゃあなかろうかと。
そんな感じに思うのデス。
出典:装いMethod
こーんな感じの、ちょい地味にも見える、全身真っ黒けっけのワントーンファッションでも。
出典:CLOSS
こーんな感じの、とにかくド派手なサプールファッションでも。
出典:Twitter
こーんな感じの、趣味全開のコスプレファッションでも。
とにかく、全部ひっくるめてファッションってことなんでしょうね。
着てる自分が、自分自身を愉しめば、ファッションなんだと、このブログ書いててつくづく思いました。
わたくし。
ってことで、ファッションとは。
ファッションには無頓着に、毎日同じジャージを着るもよし!
いわゆる流行に乗って、雑誌から抜け出したようなファッションに身を包むもよし!
己が心のままに、唯一無二な独自センスのファッションで着飾るもよし!
TPOと言うか、置かれた環境のルールに則って制服を着るもよし!
とにかく、好きにすればいいもんなんでしょう。
ことファッションってのは。
まあ、イタリア系の好きなメンズセレクトショップの店員が、こんなこと言ううのもなんですが、うちみたいにセレクトアイテムが好きなら当店 オクテット名古屋 で買って、着てもらえれば良いし、なんか違うと思うなら、他のお店で買ったもんでもよいし、なんなら自分で作ってしまえばよいもん。
それがファッションなんだとね。
ってことで、ファッションとは、お洒落とはって感じで、始めた今回のブログですが、とどのつまり、ファッションは「ア・ナ・タの好きにしな!」ってことですね。
答えになってないようにも思いますし、しっかり答えになってるような気もします。
ファッション業界の端くれに生きる私くみちょうの尊敬してやまない山本寛斎さんの名言に「死にゃしない! OK!!」ってのがあるんですが、まさにコレですね。
自分自身の好きなキワモノファッションを着て、誰かかにヒソヒソ陰口叩かれたって死にはしない。
逆にそんな恰好が好きな異性が近寄ってきて、逆に本当の意味で「モテ」たりして… 草
兎にも角にも、ファッションってのは、なんでもあり!
体型も、年齢も、性別も関係なく。
もし、したいファッションに身を包む勇気がないなら、死にはしないんだからって言葉を思い出し、「気合い!」を入れれば大丈夫。
ファッションこそ千差万別!
自分の見た目(ファッション)を変えれば、見える世界も変わり、人生が楽しくてしょうがなくなってくるってもんでしょう。
まずは自分がファッションを愉しもう。ってね。
出典:MONOCO
出典:OTOKOMAE
この場を借りて。
約3年前、唐突にオクテット(林商店)に入社し、イタリアファッションの右も左もわからんまま、ファッションは気合いだ!とか言いながら、このブログを偉そうに約2年半綴ってきましたが、それも今回が最後になります。
まあ円満かどうかは定かではないですが、私くみちょう、このオクテットを今回を持って卒業することになりました。
今までこのくみちょうブログを見てくれた方、そしてこれから見てくるれる方。
このくだらなく、ちょこちょこ休むブログにお付き合いいただき、ホントありがとうございました。
これにて私の自由気ままなブログは終了となりますが、このオクテット(Octet)やでらでら(DERADERA)は、まだまだ続いていきます。
んでもって、これからもちょっとだけ元気のない世のおやじ達に、ファッションを通じて、ファッションの楽しさを、ファッションの愉しみ方を、伝えていきますんで、ひとつ宜しくお願いします!
もちろん私くみちょうも、これからも個人的にファッションを愉しんでいこうと思います。
ってことで、またどこかでお会いしましょう。
チャオ~
最後に。
「上を向いて行くぞ! HEAD UP! LET’S GO!」
我らが日本のファッションを世界のファッションにまで押し上げ、さらにファッションデザイナーの枠に収まらず、様々なイベントを通じてファッションの可能性を知らしめ、日本のファッション界を長く牽引しながら、惜しくも本年2020年7月21日にこの世を去った、故山本寛斎氏に本ブログを捧ぐ。
画:日本元気プロジェクト 東日本大震災 鎮魂行事「天灯」 (相馬市にて、中央>山本寛斎氏、右端>くみちょう(近ド)、2011年9月10日)
出典:人民網日本語版