画:モンクレール(Moncler) 鹿の子半袖ポロシャツ グレー
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今回のオクテット部ログは「ポロシャツ」のお話。
ぶっちゃけというか、やはり以下に書き綴るテキストの方がより詳しく語れていると私は思うんですが、とは言えテキストは苦手とか、ながら見がいいって方々のために今回もスタッフA氏に夜なべして動画をこさえてもらいましたので、こちらをどうぞ↓
※めんどくさがりの私のような方は、設定→再生速度→1.5がオススメです。
ってことで話を戻し、夏ファッションと言えば、まあ民間人の連想するものはTシャツやら短パンではなかろうかと。まあその通りではある…
Tシャツと言えば本当に楽だし、インナー着としても重宝するし、もはや夏アイテムと言うよりは、オールシーズンアイテムと言ってよいだろう。
画:タトラス×べリックス(Tatras×Berrics) ジャクー(Jacu) 半袖プリントTシャツ ブラック
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また短パンは上のTシャツと違い、やはりザ・夏アイテムと言ってよいかと。ショートパンツ(ショーツ)とか、ハーフパンツなんて呼ばれ、昔と違い今や立派な市民権を獲得している。昨今では冬でも短パンを穿いてるファッションもあるほどに。
画:リプレイ(Replay) ハイパーフレックス(Hyperflex) ショーツ ダークネイビー
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しかし今日語りたいのは「ポロシャツ」なのである。
画:ジョンスメドレー(Jhon Smedley) エイドリアン(Adrian) 半袖ニットポロシャツ アンサレッド(Anther red)
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まあ私くみちょうは昭和46年生まれなので、ポロシャツに関してはちょっと偏見もあるかも。(たぶん偏見 笑) イメージとして、お金持ちの息子、いわゆるボンボンが好んで着ていたように思う。もしくは、爺ちゃんや親父たちが、大きめのジャケットの中に着てるイメージか。どちらにせよ良いイメージではなかった。なんであんまり自身が装着した記憶は残念ながらない…。
そんな私が何ゆえにポロシャツを語ろうとするのか? そもそもお前が語るなと言われかねない。とも言える。いや、間違いなく言われるだろう。がしかし「あえて言おう、カスであると!!」。 いや間違えた、決してカスなどではなく、ポロシャツこそ夏ウェアの王様なんじゃあなかろうかと。
それは何ゆえにって事になってくる話なのだが、それはまた後で話すとしてその前に、そもそもポロシャツってなんぞや?!って話をしておこう。
ブリタニカ国際大百科事典さんによると
半袖,開襟の運動用シャツ。前に2~3個のボタン開きがあり,かぶって着る。一般にニットやタオル地などを用いる。名称はポロ競技の際に着たことに由来する。運動着,家庭着,軽い作業着として広く一般に着られる。
と解説してくれている。
ちなみにウィキペディア(Wikipedia)さん曰く、ポロ競技とは
馬に乗って行う団体球技の一種。世界で最も古い歴史をもつ競技の一つである。競技場は270x150mと、フットボールの9倍の広さがある。1チーム通常4人で構成され、メンバーは馬に乗り、マレットと呼ばれるスティックで球を打つ。この球を相手チームのゴールに運べば得点となる。試合時間は7分間の「チャッカー」(chukkas)と呼ばれる区切りに分けられ、1試合はチャッカー6回である。1人の選手は試合中4頭まで馬を替える事ができる。また、1頭の馬を連続する2つのチャッカーに続けて出すことは出来ない。
と言っておられます。
ポロ競技の話はこれくらいで話を戻し、1920年代当時、このポロ競技をしていた一部の選手らがユニフォームとして着用していたのがジャージ素材の丸首(クルーネック)シャツだったのですが、これの機能性に目を付けたのがワニのマークでお馴染みの、ラコステ(Lacoste)ブランドの創業者ルネ・ラコステ氏。
出典:LACOSTE
このラコステ氏、自身はテニスの選手だった訳だが、当時のテニス選手らが着ていたのは長袖シャツ(ワイシャツ)で、動きにくいことこの上なかった。そこに動きやすく、吸水性にも優れていたポロ選手のジャージシャツを見つけ、これにテニスには必須項目だった「襟」をつけて実際の試合で使用したのがポロシャツの始まりらしい。
これ、けっしてパクリではなく、あくまでもオマージュだと思いたい!w 名前がテニスシャツではなく、ポロシャツってことを踏まえて。(最初はラコステ・シャツって名前で売ってたようですが、そこは聞かなかったことにしときます…)
で、面白い話なのですが、このラコステ氏が考案したポロシャツですが、ラコステ氏により他のテニス選手にも浸透し、一躍テニス界のたくさんの選手が着るようになった訳です。それを見ていたポロ選手が逆に目を付けポロ競技の正式なユニフォームにしてしまったんですね。で、現在はこのシャツのことをポロシャツと言うようになったそうです。ポロ→テニス→ポロと非常に奥の深い話です。早い話がパクリ合いなんですけどねww
ちなみにこのラコステ氏の奥さんはゴルフ選手だったそうですが、その奥さんの競技用の服も手掛けたのがこのラコステ氏。なんで、いまのゴルフ界もこのポロシャツを着るようになったんだとか。世の中、ほんとーに狭いっす…
画:ヤコブコーエン(Jacob Cohen) コットン鹿の子 ポロシャツ ホワイト
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で、さっき後でって言いましたなぜにこのポロシャツが夏ウェアの王様じゃあないかってことですが。これ上のラコステ氏の話にもちらっとでてきた事なのです。
なにかと言えば襟があるってことです。むむむって思うかも知れませんが、当時のテニスやゴルフって競技は紳士のスポーツって呼ばれるくらいですから、競技中に着る服にも制限があったんですね。(まあ、未だにありますが…) 要は紳士たるもの襟の無い服は着るべからず!ってやつです。くみちょう的には「はぁぁっ!」って話なんですが、実際この??なルールがあったればこそ生まれたポロシャツって考えれば、全面的にNGとも言い辛いところありますがね。
で、この欧米的な紳士の基準が「襟のあるシャツ」ってところが味噌で、イコール!ポロシャツは紳士の社交界が認めた、スポーツ用シャツ、あるいはカジュアルシャツであるってことです!だからこそ昔からおっちゃん達が、おやじ達が、似合う似合わないに限らず、平然と着れるシャツになった訳です。そうまるでスーツのようにね。
スーツと言えば、ゴルフ協議では優勝者に最後ジャケットを着せる習慣がありますが、この時選手はポロシャツを着てますよね。わたしの勝手な考えですが、このコーディネートと言うか、組み合わせが世のおっさん達に同じコーデがOK!なんだと納得させた原因なんじゃあないかと思うのです。ジャケット+ポロシャツ+スラックスって言う。このコーデ、わたくしは正直好きじゃないんです!ぶっちゃけ合ってないと。なんでしょう?合わせるもんがTシャツなら許せるんですが、なんかあのポロシャツ特有の襟がジャケットに合ってないと思うんです。しかしながら、世の中はこれを公認と言うか、ありなコーデと認めてしまっているので、致し方なしにわたしも嫌々オケとしときますが。
ちょいと脱線してしまいましたが、この世界基準のポロシャツは紳士の嗜みとなったことで、ポロシャツは完全なドレスやフォーマルな場は別としても、ビジネスの場ではまあOKってことになったんですね。何せ紳士の、ジェントルマンの嗜みなのですから。(これポロ競技自体も紳士の嗜みとされてるのも大きいんじゃあないかと思うですけどね。)
これより冒頭で話しました言わゆるTシャツは、名前にこそシャツと付きますが、これは絶対にカジュアルの場でしか着れない夏ウェアであるのに対し、ポロシャツは襟が付いているってことで、着心地はワイシャツよりもTシャツに近いのに、ビジネス&カジュアルの両方の場で着れるマルチな夏ウェアになったのですね。
イコール、そもそも服のレパートリーが少ないおじさん達、おやじ達にとって、どこへ着て行っても恥ずかしくない、非常にありがたい夏服ってことなんですね。これを夏の王様ウェアと言わんとしてどうするよ!って話な訳です。納得していただけたんでしょうか?そこのアナタ!!
ちなみにおっちゃん達がこよなく愛する理由にはもう1個理由があるように思うんです。それは生地です。いま現在普及してるポロシャツの大半を占めるのは鹿の子編みって呼ばれてる製法の生地なんです。
※鹿の子編み:表編みと裏編みを交互に編んで、生地の表面に凸凹や透かしを出す編み方。凸凹があることによって通気性が良いというメリットがある。また横方向への伸縮性に優れている。
これ、今やポリエステルとかを使ったりもしますが、昔から人気の高いのは綿100%。綿自体は吸汗性にも優れていて、着心地もよく、おっちゃん達が好む素材ですね。でここに↑で語った鹿の子編みです。これは透かしがあるので涼しいってのがありますが、表面を凸凹になるように編むので、生地がTシャツなんかと比べると、じゃっかん厚くなるんですね。そうすると何が起こるのか?と言うと、生地が厚い=(イコール)体のラインが出にくくなるってことなんです。Tシャツはもちろん、ワイシャツよりもってことです!しかも、鹿の子特性の横方向の伸縮性もある。これがもう一つの理由です。
要はビールの飲みすぎで腹が出てきたおっちゃん達には至れり尽くせりの夏服ってことです。体系が出にくい上に、出た腹で服を横に引っ張っても苦しくない。(世のおば様方、もといお姉様方よりも、実はおじ様方の方が意外に体系を気にしてるってことです。)しかも、透かし満載の生地で汗っかきに嬉しい涼しさ。ここに、上で語ったオンオフ両方で認められた夏服。完璧です!ポロシャツ。
冒頭でも言ったように、私くみちょうは、ほぼポロシャツを着たことが無いんですが、このオクテット部ログを書くためとは言え、ここまでポロシャツを褒めちぎるとさすがに今年の夏はポロシャツを着ようかな… って感じになってきました。こんな頑固者でもw
まあ別にハッタリでポロシャツのことを褒めてる訳ではけっしてなく。すべて事実を語ってるだけですんで、褒め殺しにやられた訳でもなんでもなく、単にポロシャツの良い点を再認識したってだけなんですがね。
ちなみにここまでしっかりと我が部ログにお付き合いいただいたアナタ! どうです? ポロシャツのコトを惚れ直しました?? 我がオクテットには今現在、色柄別で約80種ほどのポロシャツが存在してます。きっとアナタ好みのポロシャツが見つかるはずなんで、とりあえず↓でチェックしてみて頂戴!
それと私くみちょうの個人的なおすすめはコレ
画:モンクレール(Moncler) シェニールワッペン 鹿の子ポロシャツ ホワイト
※こちらからご注文も可能です
まあポロシャツとしては超ド定番の白無地にワンポイントのアイテムですが、やっぱオンオフ兼用で使いたいってことを考えると、できるだけシンプルな方がいいかなと、かなり無難なお勧めをしてしまっていることに、くみちょう反省… まあ見る人が見れば、胸のワッペンが大きいんで派手だ!って言うんでしょうがね。ちなみに白は素肌に着ると乳頭が透けてしまうので、万全の対策が必要ですんで! おやじが透けさせてるとセクハラとかパワハラとか言われちゃいますんでねww
あとこんなのもありますよ!
画:ディースクエアード(Dsquared2) 三つボタン ポロシャツ ブラック
※こちらからご注文も可能です
正直いってD2らしからぬ超が付く程のシンプルポロシャツです。もちろん、背中にも何にもありませんw これ普通に来てたら絶対にディースクってわかる奴いないと思う程の仕上がりなんで、逆にオヤジが着たらカッコいいと思うんですよね。くみちょう的には。ただもう一声を言わせてもらうなら、黒じゃなくて黄色とか、赤とか紫ならなお良しだと思うんですけどね、個人的に。
画:エイチアイピー(H.I.P. by Solido) 二つ釦 ポロシャツ ネイビー
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ソリードのスポーツラインのエイチアイピー。ここの商品は基本ド・シンプルなんですが、毎回カットや縫製に拘っており、ちょろちょろリフレクタープリントでアクセントを入れてるのが特徴です。タウンユースのスポーツマンはまあ夜から早朝にかけての行動が基本なんで、このリフレクターがけっこうありがたいんですよね。ほんと。
画:フィリッポ デ ローレンティス(Filippo de Laurentiis) サマーニット スキッパーポロシャツ サックス
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サマーニットってけっこう抵抗持ってるひと多いんじゃあなかな。ニット=冬ってイメージが強いと思いますし。ちなみにこれはかなり涼しいです。さらに柔らかくて着易いですし。しかもボタンタイプじゃなくて、ボタン無しのスキッパーってのが、脱ぎ着し易くおやじにはオススメです。ちなみに胸ポケットに煙草入れるとポッケが伸びちゃうのでご用心を!!
画:ヒューゴボス(Hugo Boss) ジップアップ ポロシャツ ブラック
※こちらからご注文も可能です
↑ヒューゴボスのスポーツタイプのジップアップポロシャツです。色といい、形といい、ゴルフに着るには最高の一品じゃないかなと思ってます。普段着るなら河川敷のジョギングあたりかな…
どうですかね。ポロシャツって言ってもいろんなタイプや素材があるんですよ。もちろん我がオクテットで扱ってるだけでなく、このほかにもいろんなブランドの色んなポロシャツがあるのです。もう星の数ほど… そんな中にはぜったいにお気にになるアナタの王様ポロシャツがきっとあるはず! 当店にあれば、それにこした事はないので、今一度言っときますが、まずは↓を見ましょうね。ホントにw
って感じでポロシャツトークもとりあえずコレでおしまい。また追加のネタがあったら続編も書きますがね。ってことで、次のくみちょうのオクテット部ログも楽しみにしてて頂戴!
チャオ~
YouTubeでもお話ししてます!
気になる方は見てちょ~
https://www.youtube.com/watch?v=OqCpRi576m8