こんにちは。紳士服林商店のスタッフ鳥居です。
まずは、こちらのかっこいい!スーツ姿をご覧ください!
このスーツ、林商店で販売しているスーツです。
モデルが着ているのは「エルメネジルド・ゼニア」のトロフェオです。詳しい商品情報や通販でのご注文はコチラへ♪
さて、なぜ最初に、かっこいいスーツの写真とお店の名前を付けたかと言えば、当店には、実はとても古い歴史があり、なんと!?今年で、68周年目になる
老舗の紳士服屋なんです!知ってましたと言われる方もいますが・・・実店舗では、このスーツ以外にも、沢山のスーツを扱い販売しております。
そこで今日から、林商店お勧めのスーツを、今よりさらに、かっこよく着こなして頂こうと思い!
改めてスーツについて、詳しく掘り下げていこうと思いたったのです。知識だけでは、というのもありますが、知識が増えることでオシャレの理解度も上がるかと思います♪
では宜しくお願いしますm(__)m
まずは、タイトル通り「超基本的な「スーツ」の選び方!!」です。
スーツをお仕事で着る方は、ある程度分かっているかと思います。何を今更?!と思う方もいるかと思いますが、普段スーツを着ないお仕事の方や、学生さんで、就職活動にスーツを着なければならない!と言う方の為に、まずはスーツの基本について説明させて下さい(^^♪
スーツの形について?
どんな種類があるのか
まず、スーツの形について。大きく分けて、2種類です。
「シングルスーツ」
フロントボタンが縦一列に並んで仕立てられており、ボタンの数によって2つボタンスーツ、3つボタンスーツがあります。
ちなみに、シングルスーツの扱いは、当店に沢山ありますよ。
モデル着用のシングルスーツは「エルメネジルド・ゼニアのトラベラー」です。詳しい情報、通販でのご注文はコチラで出来ます♪
「ダブルスーツ」
フロントボタンが縦二列に並んで仕立てられており、フロントボタンの数によって4つボタンスーツ、6つボタンスーツがあります。
ボタンの数に正式な決まりはありません。国や、時代によっても、好みやその年の傾向が分かれています。日本では、以前3つボタンが好まれた時期もありました。
ですが、現在に至るまで、2つボタンの方が多く、着用されています。2つボタンスーツは、胸元のVゾーンが深いため、スマートに見せてくれるので、多くの人に好まれています。
実は、二つは、それぞれ用途や印象も違い、体系別にも、オススメデザインがあったりします。
ダブルと言えば、礼服のイメージが強い方も多いかもしれません。襟の形も「★ピークドラペル」が多いです。(★襟の形は後程説明を。)
ダブルスーツは、前身ごろに厚みがあるので、全体に重厚感があり、貫禄も出ます。ガタイのいい方、特に、肩幅がしっかりされている方にはお勧めのデザインです。
最近スリムタイプのダブルスーツもトレンドで、多く見かけるようになりました。
着用シーンに制限はありませんが、基本はフォーマル向けのデザインなので、業種にもよると思いますが、お仕事には、あまり向かないかもしれません。
対して、シングルは、定番と言っても良いぐらいどんなシーンにも適していて、フォーマル、ビジネス、タウン、カジュアルに合わせて着こなすことが可能です。
しかも、どんな体形の方にも、お勧めです。特に身長が高く、すらっとしている方に好まれるデザインです。
正直、どちらが良いのかと言えば、好みも、慣れもあります。シングル、ダブルどちらを選ぶのかは、着て行くシーンにもよります。お仕事で着る場合は、シングルが一番多いです。
スーツのジャケットの襟の形について?
どんな種類があるのか
ジャケットの襟の形は、よく見るとデザインが違うのです。まず、襟のことを、スーツの名称では、「ラペル」と言います。
主に多いのが、こちらの2種類。
「ノッチドラペル」
ラペルがくの字型に切り込まれています。フォーマル度は低めで、普段使いに適したデザインなので、ビジネスシーンやカジュアルジャケットに多く使われています。
「ピークドラペル」
先の尖ったデザインです。フォーマル度が高めになります。ちなみに、シングルにもありますが、ダブルスーツは通常ピークドラペルになっています。
ラペルは、形が違うだけでなく「太さ」も違います。太いラペルは「ワイドラペル」と呼ばれ、細いラペルは「ナローラペル」
ワイドラペルは、クラシカルな印象に、ナローラペルは、モードなイメージで。
ただ、時代と共に、変化するので、今、主流はナローラペルが多いですが、太いものが新鮮に見えることもあります。
スーツのスタイルによりますが、スリムスーツと言われるスマートなシルエットの場合は、ラペルが細くなっていることが多いです。
結果、仕事や、就職活動等には「ノッチドラペル」が向いています。ピークドは、フォーマル向けなので、結婚式や、パーティなど特別なイベント時に、多く見かけます。
ボタンについて?
どんな種類があるのか
ボタンの種類
「2つボタン」「3つボタン」と「段返り」スーツ。
ちなみに、「段返りスーツ」とは、
写真のように、見た目は2つボタンスーツのようですが、ボタンが隠してあるので、実際は3つボタンスーツです。ボタンの留め方によって、変わるスーツです。
3つボタンは、少し前の主流でしたが、今は、2つボタンスーツが多くなっています。お仕事や、結婚式など、2つボタン、3つボタン、段返り、どのシーンであっても、どのデザインでも構いません。
スーツのパンツについて?
どんな種類があるのか
スーツのパンツについてパンツは、「スリム」なデザインと「レギュラー」デザインとあります。
その中でも、「タック」があるか、ないかでも、見た目も、履き心地も違ってきます。
「タック」とは、腰の部分の、パンツの前身頃にある生地を折りたたんだヒダの部分のこと。
「ノータック」
腰回りが細く、裾幅も細くなる為、スッキリとした印象で、全体にスマートに見えます。
「ワンタック・ツータック」
ウエストやヒップの腰周り・裾幅に余裕ができるため動きやすくなります。立ったり、座ったり、動きの多いお仕事には、適しています。
最近は、ノータックのスーツが多いですが、タックがあっても、裾の細くなったタイプのデザインもあります。
タックがあることで、クラシカルで上品な雰囲気になりますので、どちらが良いのか、着こなしたいスーツのスタイルによっても異なります。他にも、履いていく場所や用途によって、分けてもいいですね。
生地、色、柄について?
生地について
スーツの生地は、基本はウールの生地が多いです。特にウール100%の生地は、高級なスーツとなります。
スーツの生地の値段の違いは、生地の元となる糸の「繊維の細さ」によって安い、高いが決まります。繊維が細くなればなるほど価格が上がり、高級生地として取り扱われます。
生地によって、艶や、風合い、色、軽さなども変わってきます。ウールが多いと、肌触りが良く、艶があり発色も良くなります。
結婚式や特別な日など、たまにしかスーツを着ない場合は、良いスーツを持っていたい時などにお勧めです。
仕事で毎日スーツを着て、立ったり座ったり、することが多い場合はウールに、ポリエステル混合生地がお勧めです。ポリエステルは、シワになりにくく、摩擦にも強いので、ストレッチ効果もあり、動きやすくなります。
ウール100%生地の弱点は、シワがよりやすいことです。柔らかい素材なだけに、ブラッシングで寝てしまって毛を立たせたり、スチームアイロンでお手入れをしないと、生地を良い状態に保てません。
素材によっても違うので、ウールとポリエステル混合の生地は、シワになりにくくなります。
ただ、ウールの弱点を和らげるために「シロセット加工」という、センターのライン(折り目)を消えない加工をすることも可能なので、ウール100%のパンツのシワが気になる場合に有効な手段もあります。
色について?
どんな色がお勧めなのか?
お仕事に使いやすく、持っていて有効な色は「ネイビー」「グレー」が一般的です。
モデル着用のネイビースーツはコチラで、グレースーツはコチラで、詳しい情報や通販での注文もできます♪
ネイビーは、冷静さと、清潔感のある色です。グレーは、特に、濃い目のチャコールグレーは、落ち着いて見え、信頼できる印象があります。
一番最初に持っていて使えるのは、この2色です。ブルーや、シルバーなど、派手な色、明るい色は、お仕事には向いていないので、お勧めしません。
「柄」については、お仕事の内容、環境にもよるかと思います。職場の周りの状況を参考することも良いと思います。
ビジネスの場合はあまり派手な柄は適さないので無地、落ち着いた色のストライプ、見た目ではあまりはっきりとわからないような織り柄のほうが、飽きもこず、使いやすいです。
裏地について?
どんな種類があるのか
裏地について。
「背抜き」と「総裏あり」があります。
夏、春に多いのが「背抜き」で、裏地がないだけで、かなり涼しく、軽い着心地です。秋冬は「総裏あり」が一般的です。
袖の通しやすさ、着心地を考えると、裏地の生地は、100%ポリエステルよりも、キュプラが適しています。高級生地のスーツには使われていることが多いです。
使われている、表の生地によって、3シーズン着用できるスーツも多くあります。
実際に、生地に触れたり、スーツを試着して試しもらうのがお勧めです。
礼服について?
礼服と、ブラックスーツの違いは何か?
社会人になると一気に結婚式やお葬式へのでかけることが増えてきます。
そこで「礼服」とビジネスでも使う「ブラックスーツ」の違いは何ですか?と、よく聞かれます。実は、この2つは、まったく別のものになります。
何が違うのか?一番の違いは「色」が全く違うことです。
次の写真を見比べて下さい。
実際に店頭で、生地の実物を明るいところで見ると、これぐらいはっきりと、黒の色の濃さが違います。
礼服は黒が濃いほど良いとされていて、礼服にも、シングルとダブルが存在しますが、色の濃さは、生地によって違います。高級なものは、深い黒になるまで何度も染め直されています。
就職活動等では、学生さんなど若い方は、ブラックスーツをお持ちだと思いますが、社会に出たら、シーンに合わせて、ブラックスーツと礼服を使い分けましょう。
ダブルと、スリムタイプのシングル礼服もありますが、どちらを選んでもかまいません。
ただ、礼服はビジネスでは着れず、ビジネス用のブラックスーツは、お葬式で着ることができません。
長く着ることを考えて、礼服の1着目の素材はオールシーズン用のものを選ぶのがお勧めです。サイズ感も、少しゆとりを持ったものを選んでおけば、長く着ることができますよ。
ここまでの、基本を覚えておいてもらえると、スーツ、礼服選びに役立つと思います。
「スーツの超基本」は完璧ですか??では、サイズ感等は、また次回に♪
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