どうも、こんばんは。
さて今回の、パラブーツのデッキシューズ、バースについて綴ってみますのでよろしくどうぞ~
そもそもデッキシューズってなに?ってとこから話すのが筋かなと。
デッキシューズとは?
↑デッキ+シューズ(靴)って分けられますが、この前者のデッキってのが重要です。
デッキとは、船の甲板(デッキ)を指してます。
出典:pixiv
なので直訳で言ってしまえば「船の甲板靴」ってことです。
そうです。
もうお解りの方がほとんどだと思いますが、船の甲板上で履く靴のことをデッキシューズって言うのです。
なので別名「ヨットシューズ」とか「ボートシューズ」とも言われたりしますが、今回はデッキの方でいきます。
このデッキシーズ、いわゆる船乗り用の靴なんですが、その最大の特徴と言いますか、無くてはならない機能があります。
船の上で靴を履くにあたり、最大の難敵、水で濡れた甲板で滑らないってことです。
なのでデッキシューズとして呼ばれるためには、靴底(アウトソール)が水に強くなくてはいけません。
ちなみにデッキシューズの元祖とも言われてるのが、知る人ぞ知るシューズブランド「スペリー・トップサイダー(sperry top-sider)」です。
このブランド、1935年に自身が船乗りでもあった実業家ポール・A・スペリー氏によってアメリカで設立されました。
この彼が、船に乗っている時に何度となく経験した落船事故により、当時ボートやヨット用のシューズが無かったことから、発案し販売したのがこのデッキシューズだそうです。
これにはとーっても面白い発案秘話があります。
ポール・A・スペリー氏が飼っていた愛犬プリンス(コッカースパニエル)が、ある日、凍った雪の上を走っていたそうです。
出典:anicom you
颯爽と。(か、どうかは??ですがw)
で、そんなプリンス君が、なんで滑りもせず、走り回っているのか?
疑問に思ったスペリー氏は愛犬を抱き抱え、足の裏をじっと観察したんだとか。
いわゆる肉球です!
出典:pixiv
さぞや気持ち良かったんでしょうね、肉球ww
さておき、その愛犬プリンス君の肉球の表面にランダムに横切っている亀裂のような溝があることに気付く訳ですね。
で、クレープソールに剃刀で切り傷を付けたようなソールが完成します。
出典:STUMPTOWN
このアウトソールをレザーモカシンシューズに取り付ける訳です。
これこそが最も有名なデッキシューズ、スペリートップサイダーの完成ですね。
どうです?
デッキシューズって、犬の肉球シューズだってのが分かりましたかね。
今、デッキシューズを自宅にお持ちの方は、ぜひソールをニキュニキュしてみてください。
これが犬の肉球かってねwww
冗談はさておき、そうなんです。
デッキシューズっていうのは、この特徴的なソールを持つ靴すべての事なんです。
この形の靴こそがデッキシューズって思ってる方がちらほら...
いる訳ですが、それは違うってことが分かってもらえたなら由としときます。
で、今回おすすめしてる当店自慢のパラブーツのバースはどうなんだ!?ってことですよね。
さっき紹介したスペリートップサイダーのそれとは違いますが、これも列記とした現代版デッキシューズのソールですね。
パラブーツってのは、アッパーだけじゃなく、ソール自体も自社で作るこだわりを持ったブランドなんですが、このソールももちろん、独自の理念と研究をもとに生み出された、デッキで滑らないソールなんですね。
ちなみに、横一線にある溝は前後の動きには強いのですが、左右の動きには弱くなってしまいます。
で、左右の動きばかりか全方位の動きにもしっかりグリップを発揮してくれるのが、丸いプチプチですね。
この丸いプチプチがなんとも、犬の肉球を彷彿してますが、まあそこは関係ないと思いますww
で土踏まずの部分だけ、アウトソールの端にも溝がカットされてますが、これはソール全体にたまった水抜きの役割をしている訳ですね。
車のスタッドレスタイヤなんかが、同じような構造ですかね。
出典:Wikipedia
まあ兎に角、さすがは最新の技術がつまったデッキシューズのソールって感じです。
で、書きながらの疑問点がもうひとつ。
さっき、ちらっと触れた話ですが、たいはんの方がデッキシューズと言うこの靴の形です。
これ、さっきデッキシューズの説明中にちらっと書いてしまったので、気付いた方もいるかと思いますが。
この靴のアッパーの形を通称「モカシン」って言うんですね。
で、今度はこれですね。
モカシンシューズとは?
元々はアメリカの先住民(ネイティブ・アメリカン)が履いていた、一枚革で作られたスリッポン型式の靴のことを指します。
これ、一枚革って言うくらいなので、靴と言うか、靴下に近い感じのものですね。
袋みたいな。
で、この靴のつま先の部分を、より足にフィットさせるために、U字形に甲革を縫合する製法が生まれます。
このつま先のU字です。
このU字をモカシン縫いとも言われるようになり、こんな感じに縫われている靴全般が「モカシンシューズ」って呼ばれるようになったんだとか。
あっ!?
ちなみに、さっきちらっと話ましたアメリカ先住民。
これを「インディアン」って言う方が多いと思いますが、これ正確には合ってるんですけど、間違いなんです。
出典:民族衣装bot
正確にはアメリカ先住民の大半を占めていた主要部族の一般的な呼称がインディアンで、アメリカ先住民すべてがインディアンって訳ではないんですね。
ともかく、今回紹介しているパラブーツのバースってのは、正確に言うとデッキシューズソールタイプのモカシンシューズなんですね。
これ昔っから、どっちがどっちなんだ!って囁かれてきた話でもある訳なんですが。
・つま先(甲革)がU字に縫製されている靴がモカシンシューズ。
・アウトソールが耐水仕様に細かく刻まれたパターンの靴がデッキシューズ。
って、感じでしょうか。
ちなみに令和2年の昨今、この二つをさらに中和させたような、さらにさらにややこしいモノもいっぱい世に登場しております。
とまあ、デッキシューズのご紹介をするはずが、デッキシューズの説明とまさかのモカシンシューズのプチ説明になってしまいました。
ここまで書いてきて、正直疲れがみえてきてしまったので、もっと細かい「パラブーツ バース」の説明は次回ってことでねw
ともかく、パラブーツのバースはいいぞ!ってことですわ。
そんな夏場の必須アイテムともいうべき、デッキシューズのバースは↓でいろいろ見ちゃってください。
では、続きはまた次回に!
※オクテット名古屋は↓ここにあります。