2022年日本から撤退してしまった、イタリアのプレミアムスポーツブランドdiadora(ディアドラ)。2023年シーズンは並行輸入でも取り扱いたいと思う程バイヤーの惚れ込み具合でした。(実際入荷し、一部並行輸入品となっています。)
しかし!!2024年春夏シーズンより、日本に再上陸しました。バイヤーが深く惚れ込んでいるディアドラについて、深掘りしていきたいと思います。虜になる魅力と歴史、モデルを徹底解説します。
目次
DIADORA(ディアドラ)とは?
1948年イタリアはヴェネト州のカエラノにて、登山靴メーカーとして創業スタート。「DIADORA」とは古代ギリシャ語で「神より賜れし至上の贈り物」という意味を持っています。
1960年代後半にはスポーツ界への進出を意図し、世界の五大陸からインスパイアされたブランドロゴ「ファイブボール」を発表。テニスやサッカーの分野に進出し、アスリート達に支持され瞬く間に人気が高まり、スポーツシューズとして人気を博しました。
日本では「ディアドラ・ユーティリティ」ブランドに関して安全靴ブランドの「ドンケル」が代理店となっていた事もあり、スポーツシューズとして知っている方もいらっしゃると思います。
余談ですが、愛知県民としてご紹介したい事が、愛知県一宮市にある一宮総合体育館の3つのアリーナのうち1つの命名権を、DIADORAの日本代理店であったディーエムアールの親会社のモリリンが取得。
開所当初から約10年間、最大規模の第1競技場をDIADORAアリーナと命名したのです。
そんなディアドラの歴史や魅力、モデルについて深掘りしていきます。
ディアドラの歴史
登山靴やワークシューズとの生産からスタート
1948年にマルチェロ・ダニエリ(Marcello Danieli)氏により創業スタート。イタリアのスポーツシューズ業界で一際目立つ存在に。
60年代からテニスシューズから始まりサッカーシューズなど様々なスポーツシューズを展開した。70年代にイタリアのシューズブランドとして初めてアスリートと契約し用品のサポートするスポーツマーケティングを行い話題となった。
名実ともに世界トップクラスのスポーツブランドに成長
テニスにおいてはトップスピンを主体に活躍し”現代テニスの父”と言われるビョルン・ボルグと、サッカーにおいては”イタリアの至宝”と称されるロベルト・バッジオなどとと契約。80年代から90年代には、サッカーやテニスだけでなく陸上競技においても知名度を高め、多くのトップアスリートの足元を支えた。独自の研究所で開発をし、スポーツブランドのリーディングカンパニーであり続けた。瞬く間に話題となり、45か国に3500以上の店舗でディアドラ製品が販売されていた。
スポーツとライフスタイルのミックスを掲げた展開
2010年以降は新たな取り組みを戦略的にスタート。イタリアンスポーツブランドとしてのアイデンティティを改めて見直し、ファッション性を取り入れたライフスタイルコレクションを新たに参入。2015年には、テクノロジー、スタイル、クオリティを全て表現する“MADE IN ITALY”プロジェクトを展開した。
スポーツ界だけでなく、ファッション業界への参入は新たな風を吹き込んでいると思います。だからこそ、ファッショニスタたちを魅了し続け、根強いファンが存在するのではないでしょうか?
ディアドラの魅力
①歴史と伝統
イタリアシューズブランドとして、70年以上の歴史を持つブランド。
その伝統と経験は、熟練の職人と品質に反映されている。
②ハンドメイドの温もり
ディアドラヘリテージは、職人の手によって一つひとつ丁寧に作られている。
ハンドメイドの製法により、優れた品質と快適なフィット感を提供し続けている。
③スタイリッシュなデザイン
シンプルで洗練されたデザインが特徴。
クラシックなスタイルとモダンな要素を組み合わせており、多くの人々から支持を集めている。
④高品質の素材
最高品質の素材を使用して製品を作り上げている。
柔らかなレザーや耐久性のある合成素材が使用され、長く使える耐久性が特徴。
⑤ライフスタイルに合う
サッカーシューズは、サッカーファンだけでなく、ファッション愛好家にも人気が高い。
スタイリッシュなデザインと高品質な作りは、日常のカジュアルなスタイルにも合わせやすく、幅広い層に支持されている。
ディアドラ ヘリテージとは?
ディアドラ ヘリテージ(diadora HERITAGE)は、記憶に新しい2002年にディアドラ往年のモデルを復刻したヴィンテージシリーズ。製造工程に必要な木型(ラスト)とソール用の金型も70年代当時と同じもの採用。
ヴィンテージ調に仕上げるため”ストーンウォッシュ”と言われる加工が施され、更には潰れたり歪んだりしている事が最大の特徴です。加工技術を駆使し、クラシカルモダンな雰囲気を醸し出します。アスリートの方が履き込んでクタクタになった履き慣らしたか風合いが特徴です。
モデルのご紹介
EQUIPE
ディアドラヘリテージの代表格。薄い履き心地ですが、フィット感が高く優しい感触。肉厚でクッショニングの良い「リムーバブルインソール」を採用。小さめのサイズ感となっている。
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N.9000
ランニングシューズカテゴリーで上位機種として誕生したN.9000(ニュートラ9000)は、クラシカルな風合いがモダンな装いにもマッチする、落ち着いた雰囲気に包まれた大人のローカットスニーカー。
素材は、起毛感の異なる2つのスウェードレザーと、スムースレザー、シボレザーを使用し、通気性も柔軟性も取り入れた贅沢な設計となっています。
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CAMARO
薄い履き心地ですが、フィット感が高く優しい感触。シンプルな柄と上質な素材使いが特徴。ミドルソールには塩化ビニール(PVC)よりも丈夫であり、 柔軟で弾力性がある環境に優しい素材、EVAとポリウレタンを組み合わせ、歩く感触が癖になるギミック付。
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TRIDENT 90
F1のピットクルーシューズとして展開。マシンの整備、タイヤ交換などを行うピットクルーが履いていた靴を再現したもので、ボリュームのあるフォルムが特徴。
オイルなどで汚れたピット内で滑らぬよう、独自に開発されたラバーパターンを採用。フォルムはやや幅広となる木型(ラスト)を採用しており、甲も高め。
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MI BASKET
環境に優しい素材で構築した限定モデルのローカットスニーカー。2030年に向けて環境に配慮したサスティブルなライン。
フォルムは、バスケットボールをテーマにした、その名も「MI BASKET」ローカットタイプ。80年代にミラノバスケットボールチームが着用していたバスケットシューズが元となっている。
カプセルコレクションとして初登場した ”paura X diadora ”の MI BASKET LOW PAURA & HORSY をレギュラーモデルにしたスニーカー。
ディアドラのシンボルアイコンである、太→細くなっているサイドラインは「フォークドバッジ」と言い、 獲物を捕らえた鳥が、大空に舞い上がるところをイメージしていて、他ラインとは別のロゴが採用している。
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B.ELITE
伝説のテニスプレイヤー、ビョルン・ボルグが着用したモデルをベースにした。パンチングレザーをタンとつま先に合わせ、スポーツシューズらしさを 前面に出している。特にB.ELITE H ITALIAモデルはMade in Italy モデルとしての仕上がりの良さ、ラグジュアリーさを味わえる。
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B.560
テニスシューズを彷彿とさせる「B.560 USED」。元々はプロテニスプレーヤーの為にデザインされたスニーカーであり、90年代のパフォーマンスシューズの要素と美学をシルエットに取り入れたスニーカー。
フォルムはやや幅広となる木型(ラスト)を採用したラウンドトゥタイプ。アッパーに使用されている素材は、鞣される前の無加工の革を採用したフルグレインレザーで、耐久性に長けている。
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CONQUEST
クラシカルな風合いがモダンな装いにもマッチする。落ち着いた雰囲気に包まれたローカットスニーカーで、ストーンウォッシュ加工を施した、独特の奥ゆかしさが楽しめる1足です。
肉厚でクッショニングの良い「リムーバブルインソール」は、カップ式のタイプなので、自由に着脱ができ、手軽にお手入れができる嬉しいポイントに。
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更に永遠の定番EQUIPE(エキップモデル)の中でもバリエーションが豊富なのです。
詳しく解説します!!
永遠の定番“EQUIPE”のバリエーション
EQUIPE SUEDE SW
ピッグスキンレザーとキャンバスとで通気性の高い組み合わせ。
ラスティング工程後にストーンウォッシュをかけることで、アスリートに履き込まれたような自然な風合い。
リアルに履き込んだ様子はビジュアルだけではなく、靴全体がくったりと凹んだり潰れていたりします。
色落ち演出や、洗い加工の「くしゅっ」と潰れて、へたれた質感がこのシューズの顔が特徴です。
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EQUIPE H DIRTY STONE WASH EVO
ラスティング工程後にストーンウォッシュをかけ、さらにヴィンテージ加工の施されたモデルです。
エキップモデルの中でも断トツ人気の高いモデルで、スーパーレトロモデルになります。
ヌバックレザーとキャンバスとで通気性の高い組み合わせ。
ダーティー加工(汚れ)を再現した加工感が特徴です。
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EQUIPE H CANVAS STONE WASH
スエードレザーとキャンバスとの合わせで、非常に軽量で通気性の良い素材を採用。
独特な起毛感は、ストーンウォッシュを施すことで、素材に表現され、同時にこなれた色落ちや擦れ感なども楽しめます。
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色使いが個性的で周りと差別化できる
ディアドラと言えば、カラーリングが面白く飽きさせない事も特徴の一つ。
洗練された雰囲気で、落ち着いた色味だけでなく目を惹くような色使い、差し色使いが凄く魅力的。
ロゴで赤や青、オレンジなど派手色をアイコンに取り入れたり、黒や白で落ち着きのあるアイコンにしたりと様々な面白いポイントがあります。
こなれ感を演出するにはぴったりなスニーカーではないでしょうか?
↑ディアドラの全ラインナップはコチラ
ディアドラを取り入れたスタイリング
MI BASKET
このMI BASKET LOW USEDは、バスケットシューズを元にデザインされたモデル。
スタイリッシュでありながらもエッジの効いたデザインが特徴です。特に目を引くのは、上を走る鮮やかなレッドライン。
この赤いラインが絶妙なアクセントとなり、全体のデザインにメリハリを加えています。スポーティーなスタイルにもカジュアルな装いにもぴったりで、汎用性が高いのも魅力です。
【コーディネート】
単調になりやすい夏のコーデにこそ、アクセントカラーでこなれ感をアップさせたスタイリングがおすすめです。ただ、トップスやボトムスで取り入れるにはちょっと難しい…という40代50代男性には、靴で目を惹く事も凄く素敵だと思います。今回は、イケオジのジャケパンコーデを底上げする差し色コーデをご紹介します。
カジュアルとエレガントを両立させたシャンブレーのシャツジャケットに、クラシカルなドレスパンツを組み合わせ、キレイめコーデにしました。インナーのシャツは白のリネンシャツで抜け感を取り入れ、こなれた印象に。ここで、レザー主―ジでバシッとキメてもカッコいいですが、今回は敢えてスニーカーでハズした着こなしにしました。スニーカーの、赤色のロゴがアクセントとなり、イタリアファッションらしい遊び心を追加してくれますよ。
ディアドラのスポーティな印象と現代のライフスタイルを上手く紐解き、よりエレガントな着こなしにもマッチしますよ。
コーデアイテム | ブランド |
シャツジャケット | GIANNETTO(ジャンネット) |
シャツ | GIANNETTO(ジャンネット) |
チノスラックス | BRIGLIA1949(ブリリア) |
スニーカー | diadora(ディアドラ) |
ベルト | Felisi(フェリージ) |
レザーバッグ | FARO(ファーロ) |
B.560
B.560は、重厚感と清潔感を兼ね備えたハンサムなデザインが特徴。
ディアドラらしいスマートなデザインで、スポーツシーンだけでなく、シックで都会的なスタイルにもマッチします。
特に、深みのある表情とクリーンなラインがご注目いただきたいポイント。
【コーディネート】
清潔感のある男性は兎に角、女性ウケが良いと感じます。夏らしくリネン素材を豊富に取り入れ、汗ばむ時期でも爽やかさに。今回は、夏の暑い日でも快適にするキレイめコーデをご紹介します。
イタリア屈指のシャツメーカーが展開するリネンシャツで、スリムにボディラインを魅せますので1枚でもサマになります。夏場は室内外で気温差が大幅にでますので、袖を捲ってもこなれ感が楽しめるのでおすすめです。ボトムスにはリネン素材のスラックスで爽やかさで上品にまとめました。
足元はスニーカーをチョイスする事で、こなれ感を醸しミックススタイルを堪能できますよ。休日のデートにお試しくださいね。
コーデアイテム | ブランド |
シャツ | GIANNETTO(ジャンネット) |
ストレッチパンツ | ENTRE AMIS(アントレアミ) |
スニーカー | diadora(ディアドラ) |
N9000
90年代に生まれたランニングシューズモデルを復刻したN9000。
発表当時は大変な話題となり、サッカーイタリア代表のトレーニング用ランニングシューズとして採用されました。ソールが高くボリュームがあり、ディアドラヘリテージの中では珍しいモデルです。さらにこのモデルは縫製からアセッブリングまで全ての工程をイタリアの工場で行っているMADE IN ITALYコレクション。
アッパーの細部に至るまで、プロダクトチームのエキスパート達が厳選した上質な素材をイタリア国内で調達しています。
【コーディネート】
グレーカラーは洗練され、どんなスタイリングにも馴染みやすい事が特徴です。特にスニーカーは、汎用性の高さが魅力的で、都会的な印象に底上げしてくれます。今回は40代50代男性向けに、グレースニーカーのこなれ感を活かした着こなし方をご紹介します。
品格をキープしたウエスタンシャツに、表情豊かなインコテックスのコットンパンツを組み合わせました。洗練されたルックスが野暮ったさを払拭し、同系色の着こなしもサマにします。グレーのランニングシューズにもアクセントとして、ライトブルーのアッパーに素材の異なるレザーを使用し、オリジナリティ溢れる1足で周りと差別化した着こなしができます。
ブルー系×グレーの配色で、大人の落ち着きを取り入れ、大人カジュアルコーデもぐっと大人顔でお楽しみくださいませ。
コーデアイテム | ブランド |
シャツ | GIANNETTO(ジャンネット) |
コットンパンツ | INCOTEX(インコテックス) |
スニーカー | diadora(ディアドラ) |
EQUIPE H DIRTY
テニスのトレーニング用として最初にデザインされたウォーキングシューズのプロトタイプをベースに、 生まれたランニングシューズがこのEQUIPEモデル。70年代当時、スタイリッシュなデザインと機能を両立させながら、ディアドラの王道ともいうべき変わらない様相のEQUIPEシリーズは多くのアスリートに愛用されていました。エレガントで且つスポーティーなデザインだけでなく、5つのDカンシューホールによる高いフィット感、滑りにくく柔らかいアウトソールとEVAミッドソールなど、履き心地にも優れている点で多くのユーザーに長く愛されています。
【コーディネート】
暑い日でも男らしい着こなしを楽しみたい!しかし、着こなし方によっては野暮ったさがでてしまうカーキパンツは、テーパードの効いたアイテムを選ぶことがおすすめです。今回は、40代50代のイケオジが着こなすカーキパンツの夏コーデをご紹介します。
トップスはカジュアルになり過ぎないアイスコットン素材のポロシャツをチョイスし、暑い日でも快適にするアイテムをチョイスしました。ドレスライクのチノスラックスをチョイスする事で、きちんと感を演出し野暮ったくなる事がありません。ネイビー×カーキは紳士で上品なスタイリングになりますので、大人の男性にこそ試して欲しい配色です。
足元には、ハードな加工がポイントのスニーカーで、独特な表情浮かべるスニーカーで周りと差を付けてみては如何でしょう。
コーデアイテム | ブランド |
ポロシャツ | ZANONE(ザノーネ) |
チノスラックス | BERWICH(ベルウィッチ) |
スニーカー | diadora(ディアドラ) |
トートバッグ | Felisi(フェリージ) |
当店のディアドラヘリテージの全ラインナップはコチラから!
まとめ
今回は、今までどんなブランドか知らなかった!と言う方にも、ブランドの歴史やモデル、着こなし方を徹底的に解説しました。
ディアドラは洒落達者の中では、大人の男性にこそ人気が高い印象にあります。
ぜひこのブログを読んでくださった方に、興味を持っていただけると嬉しいです。
普段履きからビジカジスタイルまで重宝しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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