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ブランド別 Paraboot/パラブーツ

ジョンロブと名前被ってる?!PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)のルーツ!

投稿日: 更新日:

皆さん!こんにちは。こんばんは。文(ムン)です!

さてさて皆さま・・・・

僕は普段は革靴のお手入れ方法や、シューケアについてお話しておりますが今回は大好きな革靴の事について、お話ししていこうかなと思っております!

今回は革靴好きな僕が、その中でも大好きな形があるのでそちらについて!ズバリ!ダブルモンクシューズについてです!

そして・・・・・

Men’s Collection HAYASHIでダブルモンクと言ったらやっぱりコレ!


メンズファッション界の圧倒的定番!カラバリエーションも豊富なパラブーツのウィリアムはコチラからご覧いただけます!

パラブーツのwilliam (ウィリアム)についてです!

言わずも知れたPARABOOT(パラブーツ)の圧倒的な定番人気商品ですしメンズファッションや、革靴大好きな方ならだれもが知ってるぐらいな定番ですね!

今回はこの、PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)についてあれこれお話ししていきます!

 

↑動画にてパラブーツの定番人気アイテムをご紹介しております

 

william (ウィリアム)を語る前にざっくりとだけPARABOOT(パラブーツ)というブランドそもそもについて知っておきましょう!

PARABOOT(パラブーツ)は元々、1908年に設立されたフランスの小さな靴工房がルーツとなております。当時は貴族など、上流階級へ向けたドレスシューズや冒険家向けの登山靴を得意としておりました!

革靴用のラバーソールを世界で初めて開発したブランドとしても有名で現在でもシューズのモデルに合わせて10種類以上のラバーソールを自社生産しておりソールを含めた「自社一貫生産」という点では世界でも唯一無二なブランドなんです!

そんなPARABOOT(パラブーツ)から生産され長く愛され続けているwilliam (ウィリアム)。

シューズの形はドレスシューズとしても主に、イタリアなどで人気なダブルモンクストラップシューズ※通称ダブルモンクという形で作られております。

では・・・・

そもそもダブルモンクって?

 

ダブルモンクストラップシューズ(通称:ダブルモンク)について。

PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)を語る上でダブルモンクの歴史を語らくては、william (ウィリアム)を深く知ることはできません!という事でまずはダブルモンクストラップシューズ(通称:ダブルモンク)についてご説明しましょう!

ダブルモンクは元々、1945年当時の大英帝国(現在のイギリス)が発祥となっております。現在では、革靴好きなら誰もが一度は憧れを抱く世界最高峰の革靴ブランドへと成長を遂げたイギリスの名門ジョンロブに対して

英国王エドワード8世(通称:ウィンザー公)が普段履き用の靴を依頼したのがきっかけででした。

当時のジョンロブは既成のラインを販売しておらず、完全受注のオーダーメイドいわゆるビスポークシューズを主な生業としておりました。このころに、2代目ジョンロブの責任者であるウィリアム・ロブ氏が

ウィンザー公に対して作ったシューズが元になっております!

このウィンザー公という方は元英国王であり、20世紀のメンズファッション界において多大な影響を与えた方としても有名で、その名残は現在にも引き継がれております!

例えば、シャツの襟型が通常より比較的大きめに作られたワイドカラーのシャツは通称「ウィンザーカラー」と呼ばれておりネクタイの結び目が大きく、きれいな三角形の形を作る結び方をウィンザーノットと呼ぶようにすべて彼が最初に行ったの発祥なんです!

そんな彼のために作られたダブルモンクストラップシューズは、「シングルモンクストラップシューズ」と当時、飛行士用のシューズだった「アビエイターブーツ」をウィリアム・ロブ氏が融合させて完成したシューズなんです!

下の写真がシングルモンクストラップシューズです!


はい。このような形のシューズですね!ダブルモンクと違い革靴を留めるバックルが一つになっているのが、一番の特徴です!

ちなみに、こちらのシングルモンクストラップシューズは15世紀の当時アルプス地方のモンク(修道僧)が履いていた靴が起源となっており同じ「モンク」の名前が付けられてますがダブルモンクストラップシューズとは全くの別系統なんです!

 

下の写真がアビエイターブーツです!

はい。こんな感じですね!このようにシングルモンクストラップシューズとアビエイターブーツの良いとこどりで完成したシューズがダブルモンクストラップシューズ(通称:ダブルモンク)なんです!

ちなみに・・・・

当時ウィリアム・ロブ氏がウィンザー公の普段履き用に作ったダブルモンクはこのようにブーツタイプだったようです!このように、ダブルモンクストラップシューズそのもの発祥はウィンザー公もとい、ジョンロブがルーツなんです!

後にジョンロブは完全受注のビスポーク生産のみでなく既製靴のラインも販売するようになり、その時ダブルモンクストラップもジョンロブの既製靴のラインに連ね、元の発祥となったウィンザー公に敬意を表し「ウィリアム」というモデル名でダブルモンクストラップシューズを発売したんです!

(・・??

PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)とジョンロブの「ウィリアム」名前かぶっとるやん!と思った方、鋭いです!

実はこれ偶然でもなんでもなく、深いわけがあるんです!そこで次は!ジョンロブとPARABOOT(パラブーツ)の関係性について知っていきましょう!

 

ジョンロブとPARABOOT(パラブーツ)の関係。

まずは、ジョンロブのブランド歴史を知らなければなりません。ジョンロブのブランドの歴史は少々複雑なので、なるべく簡潔にお話いたします。ジョンロブがオーダーメイドのシューズ生産のみではなく、既製靴のラインも販売した事は先にも述べたかと思います。

現在では、既成靴のラインの方が主流になっておりますが、ジョンロブが既製靴のラインを出したのには大きな要因があります。当時イギリスでは、近代史においての大革命、いわゆる「産業革命」の波を受けて機械化が進み人件費が削減された分、安価な製品が徐々に市場に参入しジョンロブも、時代の波は避けたは通れませんでした。

徐々に経営不振になっていたジョンロブの責任者、ウィリアム・ロブ氏はここで重大な決断を行いました!

それは、フランス発の巨大ラグジュアリーブランドグループ「エルメス」の傘下に下り「エルメス・グループ」の一員となることでした。これによりジョンロブは「エルメス」の豊富な資本と供給ラインにより最上級の革を使った最高級の靴を、今も作り続けられているのです!

ジョンロブの既製ラインは、ロンドンにお店を構える本店ではくフランスのパリにあるお店通称:ジョンロブ・パリにて生産していたわけです!

ただ・・・・

コチラのジョンロブ・パリはすべての既製靴を、自社の工場で生産していたわけではないんです!実は、ジョンロブの既製靴ラインは当時、様々な靴のファクトリーに自社のブランドの靴を委託して作っている、いわゆるOEM生産方式を採用していました。

つまり!

ジョンロブの既製靴ラインは様々なブランドの靴工房にて生産されていたんです!

そして・・・・

当時ジョンロブが自社の「ウィリアム」の製造を委託していた工場が他でもないPARABOOT(パラブーツ)だったのです!( ゚Д゚)

はい( ´∀` )ここでつながりましたね!

これが1995年前後とされております!やがて時がたつにつれて、ジョンロブの「ウィリアム」の製造元から離れ一時期、PARABOOT(パラブーツ)からwilliam (ウィリアム)を生産することはなくなり、自然と消滅しました。

しかし!元々OEM時代に受け持っていた事で、ノウハウを持っていた事と何より、ファンからの熱烈な支持によって復活したのがPARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)なのです!

william (ウィリアム)の特徴。


メンズファッション界の圧倒的定番!カラバリエーションも豊富なパラブーツのウィリアムはコチラからご覧いただけます!

PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)はジョンロブの「ウィリアム」と、似通る部分はありますが全くの別物です!

特徴は何と言ってもこの質実剛健なフォルム!

これはPARABOOT(パラブーツ)のシューズ全般に言えることですが、水や雨風に強い。頑丈。劣化しにくい。といった特徴があります!

その理由はまずは革!

PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)は主にフランスの名門デュプイ社のフルグレインレザーを採用しており、革本来の風合いと細かい繊維が特徴で頑丈で耐久性に優れたレザーを使用しております!

さらにPARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)はLIS(リス)レザーという革に蝋分や油分をふんだんに染み込ませ、オイル含有率を高め皮革に天然の防水効果と劣化防止効果を与えるレザーで作られております!頑丈な理由は革だけではありません。

PARABOOT(パラブーツ)お得意の自社製のラバーソールは防水性に加えクッション性も高く、劣化もしにくいので長持ちします!加えてwilliam (ウィリアム)は元々は登山靴やスキー用の靴に使われ高い防水性と堅実さが売りであり、こちらもPARABOOT(パラブーツ)の代名詞である

ノルウェイジャンウェルト製法(※長くなってしまうので製法の細かい話は省きます笑)を採用しておりますので、滅茶苦茶丈夫なんです( ´∀` )

皆さん!PARABOOT(パラブーツ)のwilliam (ウィリアム)の良さは充分に伝わりましたでしょうか?

今回はwilliam (ウィリアム)とダブルモンクについて色々述べましたが僕はダブルモンクストラップは、スーツにもカジュアルにも使えるので大好きなデザインなんです!

ただ・・・

william (ウィリアム)はスーツに合わせるには少々武骨すぎるのであまりオススメしません(笑)それよりかはデニムや、チノパンを使ったカジュアルコーデやジャケパンスタイルにこそ合わせてほしいですね!


ドレス顔なパラブーツ!POE(ポー)はコチラからご覧いただけます!

PARABOOT(パラブーツ)のダブルモンクストラップシューズをスーツに合わせたい方は、william (ウィリアム)をさらにドレス寄りに設計されたPOE(ポー)というモデルもありますのでそちらをオススメします!

という事で文(ムン)でした!

 

 Men's collection HAYASHI メンズコレクションハヤシ 三好店

 

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-ブランド別, Paraboot/パラブーツ

郡山さん

執筆者

EC事業および実店舗とアパレル事業に携わり14年。 基本コンサバ路線で際立つオシャレより、取り入れやすく“こなれてる”ぐらいにおさめたい30代。 ドレス部門の仕入れを担当し、スーツなどフォーマルにも精通します。 アントレアミをこよなく愛するしっかりテーパード好きで、スニーカーはできるだけディアドラで揃えたい派ですが、最近はペリーコサニーの足なじみ良さに着地している身です。 FP事業も兼任するマルチワーカー。

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